通称! 日本人テスト第14回
日本人(として、日本語の語彙を正しく理解しているかを試す)テスト
ルール・・・問題の■や○にあてはまる言葉を考える。ただし、■は漢字、○はひらがな、答えが複数の場合もあり
判定・・・7問以上正解=立派な日本人 3問~6問=中途半端やなぁ 3問以下=日本人失格、国外追放!
①一触即発=ちょっと触っただけで爆発してしまいそうな■■な状態
②一心不乱=一つのことに■■して雑念が起こらない様子
③いっそ=普通では取らないような■■を思い切って取ろうとする様子
④一般的=■■ではなく、当たり前な様子
⑤一辺倒=ある一つのものだけに■○こと
⑥いとおしむ=二度と帰らぬものとして■■にする
⑦命の洗濯=気晴らしをして日頃の○○○○を慰めること
⑧いばらの道=■■の多い人生
⑨いびる=弱い■■にある人をいじめて苦しめる
⑩いまいましい=○○○にさわる。悔しくて腹が立つ
塾の話7 個別授業と集団授業
みゆは、元河合塾生です。
ここで受ける授業は「受験に合格するコツ」を教えてくれるので感動的でした。
公立の学校に行っていた時はそういう受験専科の授業を受けたことがなかったため、予備校の授業は楽しくてたまらなかったです。
さて、私の考える集団形式の塾は上に書いた「感動的な授業を受講できる」ところです。
学校の授業で習えないことを学ぶことができる塾、それが集団塾のイメージです。
教えてくれる先生も個別指導の先生に比べるとやっぱりプロ意識が高い人が多い。(全ての塾とは限りませんが少なくとも私の働いている塾ではそのようになってます)
なので学校のこと以外に多くの知識を学びたい方は
先生のスキル差の大きい個別指導よりも先生のスキル差の小さい集団塾をお勧めします。
ただし集団塾でも学校の補習塾のようなところでなく、受験を見越した学習ができる塾を指します。
さてお問い合わせをいただくお客様ですが、特に集団塾を希望される方は学習意欲が高いのか先生についての要求が高い。集団部門では入塾テストもありますので、必然的に成績の良い生徒が集まりやすいのも要因の一つかもしれません。
例えば「若い先生は嫌です」
個別指導でもこういう意見はいただきますが、集団授業の方がこの意見がシビアなような気がします。
若い先生は頼りないかもしれないけれど、年配の先生は教え方が画一化してて面白くなかったりする場合もあります。また、ベテランの先生は長年指導してきた自負があるので自分の考えが正しいと思ってる方も多く、先生を信じてついていけるのであればいいのですが、意見が噛み合わないと大変です。
こればかりは実際に授業を受け、電話や懇談会で先生と話をしなければ分からないというのが本音です。
「先生による授業の質」を気にするのであれば「映像授業」もいいと思います。
次の題目は映像授業についてです。
文章を書く ②文章力とは
みゆです。
第二回は文章力について考えます。
考えるといっても、文章力の基本の基本の著者、阿部紘久先生の言葉を引用させていただいただけです。
文章力の基本の基本 | 日本実業出版社のテキストでは
「文章力の7つの要素」が紹介されています。
文章力とは次の7つの要素からなる力だそうです。
①良いテーマを見つける「着想力」
②テーマに関わるさまざまな事柄に連想を広げる「連想力」
③その中で書くべきことを見極める「優先順位の判断力」
④書くべきことを「構造的に把握する力」(言いたいことをバラバラに並べるのではなく、相互の関係が分かるように書くこと」
⑤そこに自分独自の考えを加える「創造性、独自性」
⑥読み手の立場、心情、知識レベルなどを理解する「人間理解力」
⑦読み手に伝わる簡潔・明瞭な言葉で表現する「言語表現力」
上記をまとめると
①~⑤が「自分の考えを組み立てる力」
⑥が「相手の身になって感じたり考えたりする想像力」
⑦が「的確な言語表現力」
となるのですが
現在のセンター試験で求められる力にあてはめると、評論文は①~⑤、小説は①~⑤+⑥、さらに3年後のセンター試験では①~⑤+⑥+⑦となるのではないでしょうか。
この①~⑦、国語の苦手な私は圧倒的に⑦の力が足りません。
原因の一つとしては「根っからの本嫌い」が考えられます。
本を読まないので語彙力が不足します。
また、「本に興味がない」ということは「言葉に対しての関心も薄い」
昔から何かを読むときには流し読みをする癖があるため、さらに語彙力が身につきません。
流し読みを助長するスマホは危険です。
さて、この語彙力
私は3年後のセンター試験を克服するために必要な力として「語彙力」が絶対に必須になると考えています。
なぜなら、「絵を見て考えなさい」「文章を読んで答えなさい」という問題の解答には「作者または出題者の意図を読み取る力」+「自分の考えを表現する必要があるから」です。
自分の考えを表現する際に文章中の言葉を言い換えなければなりませんが、語彙力が不足すると言葉が思い浮かびません。
今のセンター試験で「語彙」の学習をしている生徒は本当に少数です。
なぜならセンター国語の試験は「読解」よりも「コツ」が重要視されていて、国語力を問うものではない部分も大きいからです。
なのに一問につき7点、8点という高配点…。
皆、英語の学習のために「英単語」を覚えるのに、国語の学習のための「語彙」学習は軽視されています。
しかし、論述が必要となる後のセンター試験では「語彙」はもっと重視されるはずです。日本人としてそうなるべきだと思いますし、生きていく上で文章を書かないことはないので、今回の制度改定については良かったと考えております。
当ブログの「日本人テスト」おすすめです!
文章を書く ①主語と述語
みゆです。
今日から国語の文章シリーズを始めます。
とドヤって書きましたが、私は全く国語が出来ません。
なのでこれから書く文章シリーズは、「基礎の基礎をもっと噛み砕いたもの」となるので、国語が良く出来る方や、文章を書くことが好きな方にはあまり意味のないものかもしれません。
ただ、国語の苦手な人の思考は理解できるので、「国語の苦手な人がどういう思考をしているのか」また「どのようにすれば解決できるのか」という対応策を考えます。
さて、このシリーズを始めたきっかけは、3年後に来るセンター試験の対策の一貫となればよいかと考えたからです。新しい試験では記述力・要約力が必要となるこで、「書く」学習をしておいて損はないはずです。せっかく答えらしきものを書けていても「伝わらねば意味がありません」ので…。
今回の「文章を書く」シリーズは主に「文章力の基本の基本」を用いて解説をします。
第一回 主語と述語
私は、メールをする時によく「主語が抜けている」と言われます。
理由は、日本語は主語や目的語を省略することができますが、述語は原則として省略できないからです。
実際に問題を解いて確認してみましょう。
事例①
「この問題点を解決するために、過去の事例や改善策を練り直す必要があります」
この文章の中で訂正した方が良いと思う部分がどこにあるか分かりますか?
■Answer■
主語と述語に注目した場合、過去の事例や改善策を練り直すの部分がおかしいのです。
「過去の事例」と「改善策」はandで繋がっておりこの部分が「名詞」、「練り直す」が「動詞」となりますが
①過去の事例→×練り直す→○調べる、○参考にする
②改善策→○練り直す
という風に「過去の事例」という「名詞」にふさわしい「動詞」をもってくればOKなわけです。
「この問題点を解決するために、過去の事例を参考にし、改善策を練り直す必要があります」と書くとすっきりしませんか?
対応策としては「and」 で繋いだ単語の述語を一つ一つチェックする作業を入れるだけでこの間違いは減るはずです。
事例②
植物を育てるためには、水遣り、肥料、害虫、過剰な日光から人間が手を加え、守ってやらねばならない。
この文章だけ読むとおかしい文章だと私でも気がつきますが
「植物を育てるために必要なことを30字以内で書け」という問題になると
私のような国語の出来ない人は「①並列にできる所はとりあえずまとめる」「②述語は本文内に書かれている言葉を最後に持ってくる」という思考に走ります。
そのような思考回路で文章を書くとこのような例文が出来上がるのです。
■Answer■
①水遣り、肥料は人間が手を加えるもの
②害虫、過剰な日光から植物を守る
ことが必要なので
植物を育てるためには、水遣り、肥料と人間が手を加えたり、害虫や過剰な日光から守ったりする必要がある。
こちらも並列となっている名詞を主語とし、熟語との繋がりを一つ一つチェックすれば間違いには気がつきそうです。
また、並列なので「~たり」はくり返し使うのを忘れないようにしましょう。
■練習■
①この研究報告書を提出するにあたり、実験結果と考察を再検討する必要がある。
②明日の会議の資料を作成するために、打ち合わせと問題点を洗いなおす必要がある。
■Answer■
①この研究報告書を提出するにあたり、実験結果を参照に考察を再検討する必要がある。→実験結果は変えようがないものなので再検討はできません
②明日の会議の資料を作成するために、打ち合わせをして問題点を洗いなおす必要がある。→打ち合わせを洗いなおすことはできません
こちらは「国語」の問題ですが、「英語」で紐解いてみましょう。
ポイントは「対比」です。
いずれの文もA:BとC:Dという2組の対比を(A+B):Dのようにひとくくりにしてしまっているところが問題なわけです。A:BとC:Dという2組の対比を明確にすることを意識すれば改善できます。
英語にも似たような例があります。
The population of tokyo is much larger than that of Osaka.
比較の文法問題(誤文訂正)でよく出題される例文ですが
これも東京:人口と大阪:人口の対比になっているのですが、人口がかぶっているので
ついつい省略してしまうわけです。
どちらも意識すれば改善できます!
英語学習 日本人の壁①
たかです
6年前にAppleのSteve Jobs氏が亡くなったときのことです。
何気なくネットで各界から寄せられるJobs氏への追悼コメントを見ていました。
その時にあることに気づいたのです。
みんな「急な訃報を聞いて悲しみの中にある」というような内容なのですが、英語で
I am deeply saddened to hear~と書いてあるのです。
I am deeply sad to hear~と書いている人は見当たらずでした。
辞書を引いてみましたが、当たり前のようにsaddenの過去分詞形としか書いてありません。saddenは形容詞sadに接尾語enがついて他動詞化した語で「人を悲しませる」の意味です。
I was born~ I am surprised~ I am pleased~などのように、英語には「自分で制御できないこと」を受動態で表す慣習?ようなものがありますが、それと同じようなことだろうという想像はつくのですが、I am sad ~とのニュアンスの違いまではどうしても分かりませんでした。
そこで思い切ってTOEIC関係の番組に投書したところ、なんと!取り上げていただき
番組の中の質問コーナーで説明をしてくださったのです。
それによるとI am saddened~と受動態にした方が「より身近な出来事」として感覚的に捉えられるのだそうです。
いや~~英語って、言葉って奥が深い、とその時に思いました。
と同時にこんな感覚 mother tongueとして英語を操っている人にしかわかんないよなぁと思いました。
こちらのブログに詳しい大学情報書いています
www.miyutakapersonalcoaching.com
通称!日本人テスト 第13回 正解
①いそいそ=期待に■をふくらませ急いで行動する様子 胸
②異存=■■意見 反対
③いたたまれない=■○■でそれ以上その場にいるのがつらい 気の毒
④一概に=■■■に 無条件
⑤著しい=その状態が○○○○している はっきり
⑥一存=ある人の個人的な■■ 判断
⑦一部始終=初めから終わりまでの物事のくわしい■■ 事情
⑧一理=それなりの■■ 理由・理屈等
⑨一律=すべてのことに対して同じ■■で何かを行うこと 基準・条件等
⑩一過性=その場限りのことで後に■■を残さない 影響
⑥は「意見」という解答が大変多かったです。
このシリーズ子どもたちに大人気です。何がいいのかを聞くと「(答えが)出そうで出ない」ところが面白いんだそうです。
出そうで出ない(笑)うまいこと言うなぁ。。。
生徒今昔
たかです。
日々子どもたちと接していて感じること。
昔と今とで生徒の型というか気質が変わった気がします。
●増えたこと
・質問に来る生徒が多くなった。ただ、調べれば分かることを聞いてくる生徒も増えた。
・バランスの良い生徒が多くなった。5科目入試が基本の公立高校復権のおかげ?
・全体的に国語ができない生徒が多い。
・語彙力の乏しい生徒が多い
●減ったこと
・とんがった生徒(=ある特定の科目に秀でた生徒)が少ないくなった。たとえば我々教える側をヒヤッとさせるような生徒がめっきり少なくなりました。
・あれこれ忙しいせいか、極端に要領の悪い生徒はいなくなった気がします。
これらはゆとり教育が残した結果なのでしょうか?
ゆとり世代前の義務教育の総授業時間数=8935時間
ゆとり世代の義務教育の総授業時間数=8307時間(約93%)
科目別
国語
ゆとり前=2056時間 ゆとり後=1727時間(約84%)
算数・数学
ゆとり前=1396時間 ゆとり後=1184時間(約85%)
理科
ゆとり前=770時間 ゆとり後=640時間(約83%)
社会
ゆとり前=805時間 ゆとり後=640時間(約80%)
いやあ、驚きました。これでは結果が出ないのは当然ですね><