教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

久しぶりのebay参戦 

たかです。

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久しぶりのebay参戦
といっても即決モノを狙っての落札です。
たかのPCのこだわり
  1. ThinkPadであること
  2. 英語キーボードであること
プライベートPCはみゆにバカにされながらもずっと2006年製造のThinkPad X61を使っていた(=13年物)ので、そろそろ更新。といっても第5世代i5なんですけどねwww
ThinkPad X240ThinkPad X250を立て続けにヤフオクで入手して。英語キーボードを入手するために実に10年ぶりのebay参戦。残念ながら昔使っていた元のIDは消されていました。
ということで新たに登録しなおしてこれを落札
日本円でなんと!1502円なり
値段も安くて出品者は高評価。まあ大丈夫だろうってことでポチッとな。

待つことおよそ10日。

届いた品物がこちら

 

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あり得ない角度で曲がっているフレームのみ><

近くからみると、力が加わって折れたというよりも、熱で曲がったように見えます。

 
 

早速、出品者にコンタクトを取りました。キーボードもついてない上に、筐体破損とか。。。。。、これはどう考えても損です。

item received today, but it was dead on arrival. Please see the photo, you will find it was bent and broken.and what is worse, your item was WITHOUT keyboard.

 

2日ほどして出品者から連絡が来ました。

keyboard was there and it was not bent when shipped I wrapped it was the box damaged ?

 

仕方がないので、箱の写真と一緒に返信¥しました。箱には特にダメージは見られませんでした。

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All was in the box when I received was an upper frame. No keyboard.

See the attached photo, and you will find how the box was.

It would be helpful if I could get US keyboard

If I could get US keyboard, I will be willing to make this sale final.

 

すると・・・

We will ship another today.

 

届いてみないとわかりませんが、最悪の事態は回避できたようです。一安心。。。

 

会議のための会議

たかです

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今日は社内会議がありました。

週1で行われるいつもの会議ではなく、本社から「えらい人」がやってきて行われる特別な会議です。年に1回あるかないかのやつ。

議題は「次を担う若手と『えらい人=役員』との意見交流」という感じです。

本社から「えらい人」がわざわざ来る、というので事前に「打ち合わせ」なるものが行われました。議題進行の流れと想定問答集の作成、および発言者の選定です。

いわゆる「できレース」

 

われわれ塾業界は「人を育てる」のが仕事。

であるにもかかわらず、わが社は昔から人材育成が「へたくそ」です。

新入社員や新入事務員の定着率が低い。慢性的な人手不足のためろくな研修もせず、いきなり現場に放り込み「自分で学べ」方式。。。。と挙げればキリがないのですが。

 

最近はそれが会議や給与や人事にも現れるようになりました。

たとえば今日の会議や先日行われた全国会議では「50代の社員は限定参加」です。

いわゆる「上級社員」(笑)のみが参加を認められ、一般&中堅の年配社員は蚊帳の外。もちろんたかも「チーム蚊帳外」

給与も50代社員は「相当な」実績がないと、昇給はなし。ほとんどが評価システムであれこれ難癖をつけられ降下査定。しかも、事前にそうすることを全社員に告知。

 

まあ、自分がその当事者であるからこうやってボヤいてる、ってのもあるんですが(笑)、こういうキャリアの先細りというか、明日はわが身的な要素を30代、40代の今まさに全盛期である社員の人たちが見てどう思うか?を上層部が全く考えていないことが、ただただ残念・・・><

 

教師の仕事は、もちろん教えることもそうですが、それよりもいかに一人ひとりのやる気を引き出していくか?にあると思います。それと同じように、上層部は社員のモチベーションをどう引き上げていくか?

これは塾業界に限ったことではなく、どこの業界でも同じだと思います。

先行きが心配だ~

π(=円周率)の謎

たかです

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今日はπ(=円周率)のお話です。

小学校で円周率=3.14と習いますが、実は「円周率って何?」という問いにきちんと答えられる小学生は皆無に近いといってもいいぐらいで、ほとんどいません><

 

円周っていうぐらいですから、円周率=割合 なんですね。

では、何の割合か?というと、「直径に対する円周の割合」=「直径=1とすると、円周はいくらになるか?」ってことです。

 

で、出てくるのが円周率の公式「円周÷直径」なわけですが、実際にその数字を知っている小学生は皆無です。きっと大人も一般ピーポーは皆無です。たかも知りません(汗;

wikipediaを見てもπの数値は載っていますが、「何÷何」をして計算するか?は書かれていません。

 

しかし、小学生の皆さんは図形の性質を使ってπ(円周率)が3より大きくて4より小さいことを証明することが可能です。

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例えば、この図。円の外側に正方形がくっついていて、円の内側に正六角形がくっついています。

 

外側の正方形の1辺=円の直径 になっています。

正方形(直径4つ分)よりも円が内側にあるので、円周率<4であることがわかります。

同様に、正六角形の対角線=円の直径 になっています。

正六角形は円の内側にあるので、円周率>3であることがわかります。

したがって、3<円周率<4が証明できる、というわけです。

 

 

有給取れるか?問題

たかです

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みなさんもご存知のとおり、今年から「有給消化」義務化となりました。

詳しく知らないのですが、社内では「最低年間5日は取得するように」とのお達しが来ています。しかしながら、たかの現在の事務所のメンバーは、6月27日時点で、たかの前、左右両隣(壁際なので後ろはいませんwww)とも消化は「0」な状態です。

しかし、塾業界これからが本チャンです。夏は夏期講習。2学期からは模試・日曜特訓のオンパレード、息つく間もなく冬期講習、正月特訓、入試本番と2月までノンストップです。果たして夏休み始まるまでに取得できるのだろうか?

週5日で授業が組まれているため、「有給を取得する=代講が必要(他人に迷惑をかける)」という方程式が成り立ちます。

日本の政治と同様「構造改革」なるものが必要ですよね、きっとwww

 

 

模擬試験の試験監督

たかです

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先週の日曜日にたかが勤めている塾で「全国模試」が行われました。

無料で広く一般の生徒を集めて行われるテストです。

「全国統一小学生テスト」ではありません(笑)

たかは、「小3」「小4」「小5」の試験監督をしました。

たった1年のちがいなのに、こんなにも違うのか!っていうほど違います。

 

どこの塾も(おそらく?)そうですが、最近は模試もハイテク化され、生徒の答案をスキャナで読み込み、記号問題は自動採点。記述問題を担当がPC上で採点します。

自動採点のシステムにうまくのっけるために、答案にはいろいろと「お約束」があります。その1つが受験番号。数字を「デジタル数字」で記入しなければいけません。

いわゆる、「電卓の数字」です。解答用紙の受験番号記入欄に、うすい点線が印刷されていて、生徒はそれをなぞって自分の受験番号をデジタル数字で書きます。

採点時にスキャナで読み取った画像をPCが認識して、誰の答案なのかを特定します。

この部分の記入が不正確だと、スタッフが1枚ずつスキャナ画像を確認して、受験番号を手入力しなければいけません。

つまり、「この部分の精度でわれわれの帰宅時間が決まる」というわけです(笑)

ところが、小3はこれができない><

試験前に「お手本(=受験番号欄のすぐ下に印刷されている)と同じように書いてください」と説明しても、小3だと半数ぐらいしかできません。

これが小4、小5になると、一度説明すればすっとできます。

 

それから、国語の試験。

学校レベルとは一線を画すテストなので、問題用紙が10ページを超えることもざらです。そうなると、小3は問題が次にどこにあるのか、が分からなくなります。

「試験中に困ったときはだまって手を挙げる」というルールなので、しょっちゅう手が挙がり、そのほとんどが「この問題はどこにありますか?」です。

また、ふだん塾に通っていない「お試し受験」の生徒は、隣の席を堂々と「がん見」です。

 

しかし、小4、小5になるとそういう場面はほとんど起こりません。

この時期の1年の重みってすごいなぁと思わされた一日でした。

 

荒天

たかです

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昨日の近畿地方は、雨&風ともに激しく、大雨警報も発令されまるで台風のような1日でした。

お昼すぎに出勤すると、事務所の雰囲気がいつもと違います。2名いる事務の女性たちがあわてた様子で電話で話しています。

一瞬、大きなクレーム?かと思いましたが、

事務Aさん「ああ、よかった。たかさん、いい所に来た!」

たか「何かあったんですか?」

事務Bさん「線路側の懸垂幕が!!!」

 

たかが現在勤務している教室は、駅前の拠点校なので、JRの駅のすぐ横に立地していて

ちょうど線路側に宣伝用の大きな「生徒募集中」の懸垂幕がかかっています。4Fから1Fまで届くぐらいの長さです。

あわてて見に行ってみると・・・

「!!!」

ふだんは、金属製の枠の左右に懸垂幕を紐で縛って固定しているのですが、なんと右側がすべて敗れてヒラヒラと宙を舞っていて、左側だけでかろうじて固定されています。

強風が吹くたびに、パタパタと激しい音がしてめくりあがり、一番下の留め具のところは、幕が破れていて今にも外れそうです。

2つの「最悪の事態」がすぐに頭に浮かびました。

①左側もすべて外れてJRの敷地内に懸垂幕が飛んでいき、それが原因で電車の運行がストップする事態になったら、どうしよう。。。><。損害賠償ヤバいよなぁ。。。><

②風で飛ばされた懸垂幕が付近を歩いていた人に当たって、怪我でもしたらどうしよう・・・><

 

その懸垂幕は業者でないと取り外しができません。すぐに電話をして外してもらうことに。しかし、業者の方いわく「今日は予定が立て込んでいて、何時ごろ行けるかちょっとわかりません」

 

そうこうしている間に1本の電話が

たか「お電話ありがとうございます。○○塾です」

「JR西日本と申します。お宅様の線路側の垂れ幕が風で今にも飛びそうになっていますので、お電話いたしました。」

ひぇっ!!!!

「はい、ご心配をおかけして申し訳ありません。業者に手配して待っているところなのです。」

「あ、そうでしたか。安心しました。では失礼いたします。」

他にも近所を通りかかったと思われる一般の方から2件お電話をいただきました。

 

その後、1時間ほどで業者の方が来てくれて、無事撤収してくれました。よかった!

でも、もうその懸垂幕は使えないとのことでした。経理に聞くと20万円以上するらしいです(高っ!

 

でも、誰にも迷惑がかからなくて、本当に良かったです。

 入試風物詩 今と昔③ 適性検査

たかです

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今日の話は、適性検査です。

公立の中高一貫校で盛んに行われている入試です。

われわれの時代(古っ!)には、存在していませんでした。

おそらく、このブログを読んでくださっている保護者世代の方も、現役の頃には存在していなかったはずです。

受験は、暗記一辺倒だったわれわれの世代ですが、コンピュータの登場とともに

暗記ではかなわないと悟った当時の文部省のお偉いさん方が入試制度を改革すべく

1998年(平成10年)の学校教育法改正にともなって誕生したのが、公立中高一貫校です。

入試もこれまでの「知識詰込型」=「暗記型」から、「認知判断表現」=「思考型」へと切り替わり、それにともなって生まれたのが「適性検査」という試験です。

 

これが結構「くせもの」で、知識抜群の生徒が必ずしも高得点を取れるとは限りません。一般的な傾向として、女子の方が得点が高くなる傾向にあります。

理由は簡単!

みなさん、想像できますか?

男子と女子の決定的な差は「表現力」です。

12歳の受験です。ふだんの生活を考えてみてください。男女で語彙力に圧倒的な差があります。女子は「恋話」「ドラマ」「母親との会話」からさまざまな言葉を学びます。

一方、男子は「ゲーム」「ネット」中心の子が多いので、どうしても語彙が少しかたよってしまいがちです。

 

したがって、適性検査では出題の意図は理解できているんのに、表現力が乏しくて満点がもらえない、ということが多々あります。

先日、実施した模試の一例を。

問題:クモは昆虫といえるかどうか、クモと昆虫のからだのつくりに触れながら説明しなさい。

子どもたちは、昆虫は足が6本でクモは8本、昆虫は体が(頭・胸・腹の)3つに分かれていてクモは2つの部分に分かれていることは、ほぼ全員が知識として習得しています。しかし、クモと昆虫のからだのつくりに触れながら説明することができないのです。「昆虫は○○だが、クモは△△である」という文章が作れないのです><

なぜ、できないか?⇒そんなことは教えてもらったことがないから だとたかは考えます。

 

公立中高一貫校は全国的に人気が高く、高倍率の入試となることが多いです。

しかし、その高倍率を突破するカギは、知識ではなく「表現力」です。

「表現力」をどう鍛えるか?これは日々の生活が重要です。

ご家庭で、ぜひお子さんといろんな話をしてください。

語彙力は「大人との会話」から身につけるのが、最も効率のよいやり方です。

よく言われる、「本を読む」だけでは(読み方にもよりますが)、効果は薄いです。

親や、祖父母との会話。これが最高&最強のツールです。