産近甲龍10不定詞②
みゆです。
私は塾業界で働くまで不定詞の基本的用法が分からないままでした。
それでも解けてしまう大学入試に問題があるのかもしれませんが、知らなくても産近甲龍は合格できます。
では、なぜわざわざ勉強するのかというと
①和訳がしやすくなる。
②英作が書きやすくなる。
③並び替えがしやすくなる。
と得をすることが多いからです。
注意!「しやすくなる」だけであり「できるようになる」ではないですよ!
ただ、これはこう訳すことができるから形容詞的用法か…と英文を前向きに読めるきっかけにはなるかと思います。
産近甲龍 本日の単語
問題
選択
解答
名詞的用法
◆「~こと」と訳ができるもの
①Our dream is to pass the examination.
私たちの夢は試験に合格することです⇒赤文字が主語の内容を説明している(補語と言います)
②It was difficult to continue to study.
勉強を続けることは難しい。⇒不定詞(赤文字)が主語になる場合は形式主語のitを使う
③I find it easy/ to make an effort.
私は努力することが簡単だと思っている。⇒私は簡単だと思う/努力することが
2文に分けて考えると読みやすいです。赤文字が形式主語のitの目的語となっていますが②と比べると複雑です。しかし、この③の文章は長文問題でよく出てくるので、読み方を覚えれば長文読解が楽になります。
◆「~こと」と訳をしないもの
④My students need to have a time.
私の生徒たちは時間がほしい。⇒My student がS(主語)needがV(動詞)to have a timeがO(目的語)となっています。目的語としての役割となっているので「名詞」として考えます。
形容詞的用法
不定詞が直前の名詞を修飾するもの
I have a lot of homework / to do.
私はやらなければならない宿題がたくさんある。
(私は宿題をたくさん持っている / やるべき)
I'm looking for someone / to help me / with my homework.
私は私の宿題を手伝ってくれる人を探している。
(私は誰かを探している / 私を手伝う/宿題で)
Do you have anything / to write with?
あなたは何か書くものを持っていますか?
(あなたは何か持っていますか / 書くものを)
SVO+to~の形となり、to不定詞の後に続く赤文字部分は青文字部分の名詞の説明をしています。
ので、to不定詞の前までいったん文章を読んだ後に続きを読めば、一文が長くともなんとか読み終えることができます。
副詞的用法
形容詞的用法と形が似ているため訳で判断が必要です。
①~のために、という「目的」を表すもの。
She is studying hard to pass the examination.
彼女は試験に合格するために一生懸命勉強しています。
これは昨日学習した in order to~ や so as to~に置き換えることも可能です。
She is studying hard in order to pass the examination.
②~して…、という「結果」を表すもの。
He grow up to be a doctor.
彼は成長して医者になった。
☆結果を表す不定詞の前には never や only を入れることができる。(頻出!)
They separated, never to see each other again.
彼らは別れ、再会することは決してなかった。(~,そして二度と…しなかった)
We ran to the store, only to find it closed.
私達は店まで走ったが、閉まっていることが分かった。(~,しかし結局…だった)
③形容詞や動詞と結びついて「感情の原因」を表すもの
I'm very happy to pass the examination.
私は試験に合格出来てとても嬉しいです。
I was surprised to hear the news.
私はそのニュースを聞いて驚いた。
④話し手の判断を示す表現と結びついて「判断の根拠」を表すもの
You were careless to make such a mistake.
そんな間違いをするなんて、あなたが不注意でしたね。
③と④の青文字部分には形容詞(動詞の過去分詞形)が入るので、青文字部分が名詞となる形容詞的用法とは区別がつきやすいですね。
こういうことなんだ~程度には理解しておきましょう!
赤文字で書いている部分は文法問題に頻出なので覚えておいてくださいね!
今日の単語は昨日と同様にBをAとCに分けて、Aを覚えてください。