文章を書く ②文章力とは
みゆです。
第二回は文章力について考えます。
考えるといっても、文章力の基本の基本の著者、阿部紘久先生の言葉を引用させていただいただけです。
文章力の基本の基本 | 日本実業出版社のテキストでは
「文章力の7つの要素」が紹介されています。
文章力とは次の7つの要素からなる力だそうです。
①良いテーマを見つける「着想力」
②テーマに関わるさまざまな事柄に連想を広げる「連想力」
③その中で書くべきことを見極める「優先順位の判断力」
④書くべきことを「構造的に把握する力」(言いたいことをバラバラに並べるのではなく、相互の関係が分かるように書くこと」
⑤そこに自分独自の考えを加える「創造性、独自性」
⑥読み手の立場、心情、知識レベルなどを理解する「人間理解力」
⑦読み手に伝わる簡潔・明瞭な言葉で表現する「言語表現力」
上記をまとめると
①~⑤が「自分の考えを組み立てる力」
⑥が「相手の身になって感じたり考えたりする想像力」
⑦が「的確な言語表現力」
となるのですが
現在のセンター試験で求められる力にあてはめると、評論文は①~⑤、小説は①~⑤+⑥、さらに3年後のセンター試験では①~⑤+⑥+⑦となるのではないでしょうか。
この①~⑦、国語の苦手な私は圧倒的に⑦の力が足りません。
原因の一つとしては「根っからの本嫌い」が考えられます。
本を読まないので語彙力が不足します。
また、「本に興味がない」ということは「言葉に対しての関心も薄い」
昔から何かを読むときには流し読みをする癖があるため、さらに語彙力が身につきません。
流し読みを助長するスマホは危険です。
さて、この語彙力
私は3年後のセンター試験を克服するために必要な力として「語彙力」が絶対に必須になると考えています。
なぜなら、「絵を見て考えなさい」「文章を読んで答えなさい」という問題の解答には「作者または出題者の意図を読み取る力」+「自分の考えを表現する必要があるから」です。
自分の考えを表現する際に文章中の言葉を言い換えなければなりませんが、語彙力が不足すると言葉が思い浮かびません。
今のセンター試験で「語彙」の学習をしている生徒は本当に少数です。
なぜならセンター国語の試験は「読解」よりも「コツ」が重要視されていて、国語力を問うものではない部分も大きいからです。
なのに一問につき7点、8点という高配点…。
皆、英語の学習のために「英単語」を覚えるのに、国語の学習のための「語彙」学習は軽視されています。
しかし、論述が必要となる後のセンター試験では「語彙」はもっと重視されるはずです。日本人としてそうなるべきだと思いますし、生きていく上で文章を書かないことはないので、今回の制度改定については良かったと考えております。
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