論説文によく使われる語彙③ 価値観
たかです
本日の論説文でよく使われる語彙シリーズは、芸能人の離婚会見でもよく使われる(笑)「価値観」を取り上げてみたいと思います。
価値観=そのものに どういう△価値(意義)を認めるかについての、それぞれの人の考え方。
Shin Meikai Kokugo Dictionary, 5th edition (C) Sanseido Co., Ltd. 1972,1974,1981,1989,1997
辞書の説明、今回は非常に分かりやすいです。
授業では、最初に子どもたちに価値感ではなく価値観であることを伝えます。
つまり、感覚ではなく考え方であるということ。
「観」の文字は、訓読みが「みる」ですが、観察、鑑賞、観客、観光などのように「みる」ことを意味する熟語のほかに、価値観、観念、主観、客観、観点などのように「人の考え方」を表す語であることをしっかりと伝えます。
その上で、こんな話をします。
たか「人の価値観は誰に最も影響を受けるか分かるかい?」
生徒「えー?」
たか「親だよ」
生徒「えー!」
最初の「えー」は分かりませんの「えー」ですが、2回目の「えー」は嫌そうな「えー」です。
中学生といえば反抗期真っ只中ですからね。
この前振りをした上で、簡単なアンケートをクラスで行います。
自分が大切だと思う順番に、次の5つに番号をつけてください
「自分」「家族」「お金」「友達」「恋人」
この発表が実に盛り上がります。
意外な人が意外な価値観を持っていることに気づかされるからです。
さて、あなたの順番は?