珠玉の言葉 国語試験の問題文より⑦ 向田邦子「昔カレー」
たかです
今日は向田邦子「父の詫び状」に収録されている「昔カレー」から ※あらすじ等、ネタばれ注意です!
◆あらすじ◆
子どもの頃に食べた母の手作りのライスカレー。あの頃一番おいしかった。
大人になってお金を払って食べる「カレーライス」との違いは何だろう?
◆場面◆
しかも、私の場合カレーの匂いには必ず、父の怒声と、おびえながら食べたうす暗い茶の間の記憶がダブって、一家団欒の楽しさなど、かけらも思い出さないのに、それがかえって、懐かしさをそそるのだから、思い出というものは始末に悪いところがある。
・・・・・
ところで、あの時のライスカレーは、本当においしかったのだろうか。
◆珠玉の言葉◆
思い出はあまりむきになって確かめないほうがいい。何十年もかかって、懐かしさと期待で大きくふくらませた風船を、自分の手でパチンと割ってしまうのは勿体ないのではないか。
子どもの頃に遊んだ場所や食べたものの思い出。
たかは、この向田邦子の作品を読むと、「寺内貫太郎一家」を必ず思い出します。
小林亜星さんと西城秀樹さんとのドタバタ。
ベランダでギターを弾いていた浅田美代子さん。
沢田研二のポスターの前で「ジュリ~~~」と言ってもだえてた樹木希林さん
あ~~~もう一度見たいなぁ。。。けど見ないほうがいいんですよね。向田さん!