教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

塾の選び方・良い塾とは・口コミ・・

みゆです。

 

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塾探しをするのならまずはインターネットで

「塾の選び方」「良い塾とは」「○○塾 口コミ」

などのワードを入れて検索をするでしょう。

 

本日は塾を探している方へのアドバイスです。

 

この季節、毎日のようにお問合せが入ります。

個別指導の場合はこのような流れで体験授業の日程を組んでもらえます。

客「塾を探しているんですが・・・」

塾「お子様の学習についてどのような悩みを持っていますか??」

客「○○の成績があがらなくて悩んでいます」

塾「今なら春の無料体験を受けることが出来るので受けてみますか」

客「はい」

塾「授業の説明と体験予約(保護者懇談がついていることもある)」

保護者に対しても「校舎に来てください」としつこく言ってくる塾は「勧誘される」という意識は持っておいた方がいいと思います。

私も模試の見方や、進路相談を考えると保護者様にも情報をきちんと差し上げたいので「保護者様も来校いただけませんか?」の打診はします。来ていただけたら入塾率がUPすることも間違いないですし。断られても追うのか、断られたら追わないかは責任者の考え方次第ですね。ちなみに私は追いませんw

これは塾側の経営戦略ですので、断りづらい方はいくつかの体験授業を終えてから塾に懇談をお願いしたほうがいいかもしれません。

「今なら特別に保護者懇談もセットになっています」

「今だけ」なんていうのは嘘ですし、逆に今しか保護者懇談をしてくれない塾なんて選ばなくてもいいと思います!最初からお客様姿勢100%で偉そうにすると嫌われてしまいますが、ある程度の主導権を握ることも大切です。

(私自身が断りづらいタイプなのでグイグイ来られるとすぐに選んじゃうんですよね;主導権を握れ!なんて書いてますが、実行するのは実際は難しいです)

 

次に集団指導です。

集団指導のお問合せも個別指導とほとんど同じ流れです。

ただ一つ違いがあるとすれば入塾テストやクラス分けテストがあるかどうかでしょうか。

ここで質問です。

Q 成績が伸びるという噂をよく聞く集団塾があります。我が子もぜひと思い入塾テストを受けると微妙な点数でした。先生からは「頑張ったら志望校に受かるかもしれませんが現状での合格は厳しいです」と言われました。入塾拒否はされていません。子は授業は楽しいとは言っています。あなたは入塾させますか?

 

答えはありませんが、私の考えを書いておきます。

入塾基準として子供とは「どのように頑張るのか」の基準は必ず設けなければならないと考えています。「家での学習時間を毎日30分から2時間に増やす」など、ルールを設けなければ入塾しても先生の言うように「合格は厳しい」で受験が終わります。

 

私はこの業界に入るまでは「努力をすれば合格できる」と信じていました。

努力というものに「質」があることを認識できていませんでした。

①まずは努力できるか、②次にどのような努力ができるか、③その努力は最善な方法なのか

①が出来ていない子であれば(まったく家で学習しない)、「実績よりかは先生が面白そうな塾、安価で通塾回数が多い」などを基準にする。

②まぁまぁ勉強できているのであれば集団指導か個別指導かで塾を探す。②の段階まできてようやく成績が伸びる先生の授業受けさせる基準とします。

③口コミの良い先生の授業を受けているのに伸びない場合は③の見直しです。ここが「努力の質」の部分です。質が悪い努力では成績は伸びづらい…。。

「ビリギャルちゃんは一年で偏差値がすごく上がった!努力は報われる」と映画化されるほど有名になりましたが、彼女は地元の進学校に合格できるだけの基礎力はあるのです。要するに③でいう質の良い努力ができる方

 

皆に合う塾なんてないですし

良い塾かどうかなんて子供の置かれている学習状況や性格に左右されます

 

一人ひとりの人間に個性があります。

自分の子供の性格や置かれている状況などを判断して塾を考えてほしいなと思います。

言葉にするのは簡単ですが、実際はすごく難しいのですが・・

塾に支払うお金って高いので、塾側からしてもお客様に成績が伸びてほしいと思っていますし、お客様も当然それを期待しています。

お互いが満足できる関係になれればいいなといつも思っています。

 

塾選びは恋愛と一緒です。

最初は良くても、なぁなぁになるとダメになる。

合わなくなったと思ったら、さっさと見切りをつけて、次の相手を探すことも

時には必要。でも、とっかえひっかえはダメ。

 

ぴったりと合う塾に出会えるといいですね!