中学1年2学期の「数学が分からない」は危険!対策は…?
みゆです
現在、中1数学(苦手な人のクラス)の授業を担当しています。
自宅学習が出来ている・出来ていない生徒は明らかに差がついていて
この時期に自宅学習が出来ていない生徒は計算が出来ません。
1年生の計算問題でつまずくと何が起こるかは容易に想像がつきますよね。
今後数学が苦手になる確率が大幅にアップします。超がつくほどの赤信号です。
教えている側からすると、単純な間違いを繰り返されると
「この子は説明しても説明しても忘れる」
「なんて出来ない子なんだ…」
と思うかもしれませんが
「説明している言葉なんて100のうち5くらいしか残っていないんじゃないかな」
と私は思っています。
もっと記憶に残っているかもしれませんが、教える側はそのくらいの感覚を持つ方がいいです。
「分かった上で話を聞く」のと「分からない状態で話を聞く」のとでは
理解に雲泥の差が生じます。
自宅学習をしていない生徒は、まず「考える習慣」が身についておらず授業中での理解が遅くなるので、分からない事だらけになり授業に集中しずらくなります。
結果的に「授業が分からない…」⇒「宿題が進まない(やる気にならない)」⇒「勉
強しても成績が伸びない」の負の連鎖に陥ります。
これがいつの段階でやってくるか、ですが、差が開く第1段階は、中1の2学期の方程式の計算~方程式の利用です。
授業が分からない・数学が嫌になる=つまずくプロセスですが
①方程式の計算が苦手=今後の数学のテストでいい点数がとれるはずがない
⇒数学の基本の基本は計算です。
②方程式の利用でつまずけば、連立方程式でつまずく。xの使い方があやふやになれば関数の問題にもつまずく。
このような事にならないように、しっかりと対策をとらねばなりません。
この時期での「学習投資」は将来の数学の得意・不得意に大きな影響を与えます。
では、何をすればいいのか。
まずは、毎日少なくとも2題、分数の入った方程式と小数の入った方程式を解く
⇒方程式の計算ですが、分数をそのままにして計算する生徒が多いのです。「分数を消す」やり方を覚えさせて計算に慣れさせましょう。
次に、計算ミスが減ったら、短めの文章の方程式を毎日最低1問解かせます
⇒短めの文章、です。数学が苦手な生徒は問題の理解が難しいので、シンプルな文章題から取り組みます。おそらく、解けない人が多いので、解けなければ次の日に同じ問題にもう一度取り組みます。
数学の出来る人、または成績が伸びた人は必ず同じことを言っています。
白紙の状態で解答を書けるかどうかが大切だ
文章題を克服するためには、解答を見ずに自分で式を立て、解答を作り上げることが大切です。文章題だけでなく、数学の学習全般的に言えます。
私のクラスの生徒に「数学苦手克服特訓」を開始しました。
今回の定期テスト、どのように点数が変わるでしょうか。
また、結果が出ましたら報告しますね!
こちらのブログに大学の情報を書いています。