教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

子どもが不登校になったときは・・・。

みゆです

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全国で不登校の学生は1000人あたり13.6人。

最も多いのは中学生です。

 

 

「不登校」と言われて一番に頭に浮かぶのが以下の3点ではないでしょうか。

 

1.不登校になる原因は何?

2.学校に行かないことが不安だ…

3.社会生活が送るれるの?

 

 

1.不登校になる原因は何?

 

 

もし、私の子どもが不登校になったら

真っ先に「いじめられてんちゃうか?」と頭に浮かびます。

 

しかし、不登校で最も多い原因は「いじめを除く友人関係をめぐる問題」、次に「学業不振」でした。

 

塾に来る不登校の生徒は「学業不振」が原因でした。そりゃそうですね(汗

 

学業不振で【不登校】になる道筋ですが

 

テストで点数が取れない⇒学校の授業も分からない⇒勉強する気にならない

⇒朝起きられない(学校に行けなくなってくる)⇒テストは2ヶ月ごとにやってくる

⇒テストが嫌だ⇒学校に行きたくない

 

このループの繰り返しに陥った結果起こりえます。

 

しかも一度勉強をしなくなった子供に勉強させるのって本当に大変で、学業不振で不登校になった子供は塾が続かない傾向にあります。

だからこそ、親だけの力で解決するのは労力がいりますし、かなり大変だと思います。

 

 

次に友人関係での不登校です。

いじめに合っているわけでなく、友人とのちょっとしたトラブルが原因らしいです。

 

中学生は「なんでも友達と一緒にやりたい」時期なので、一度仲のいい友達としっくりいかなくなると天涯孤独になったような気がするんですかね。

 

このパターンで不登校になる子供は一見人付き合いも普通に出来そうなので

「なぜ学校に行かないのか?」と大人側も原因を突き止めづらいことが多いです。

 

 

2.学校に行かないことが不安だ…

 

 

最近は芸能人やYou tuberが「学校に行きたくない時期ありました!」なんて告白していますよね。

 

昔は不登校であることを秘密にするのが当たり前でした。

でも、今は「不登校は個性を大切にした結果」と考えている人も多いようです。

 

さて 起業して食える人・食えない人

 

という本を読んだのです。あ、私も会社から逃げ出したい一人です(笑)

そういう意味では不登校になる子どもの気持ちは理解できます。

 

で、ふと頭に浮かんだのが「不登校でもいいんじゃないの?」でした。

 

起業家で成功するためには「当たり前のことをするな」なんですって。

 

「右向け右!」ではなくて「右向けって言われたら左に何かあるかも…!」

って思える人がいいみたいです。

また、会社で上司の言う事だけをホイホイ聞いている人も向かないらしいです。

 

社会人だと生活がかかっているので簡単には逃げ出せませんが、学生はこの先の将来の方がよっぽど大切ですしね。

 

だから私は、学校に行きたくなければ「学校に行くという常識の枠」を外してしまって物事を考えてみてもいいんじゃないかなと考えています。

 

人間関係に疲れた時は特にです。

 

でも、成績不振での不登校はその先の人生にも大きく影響しますので、なるべく避けた方がいいのかもしれません。

 

 

3.社会生活が送れるの

 

 

不登校のお子様をお持ちの保護者が一番心配なのは

 

「将来ひきこもりニートになったらどうしよう?」

 

だと思います。

 

①人間関係に疲れてしまった時

クラス替え・転校・高校入学・大学入学など、タイミングの切り替え時点でコミュニティの輪に戻れる可能性が高いです。

 

しかし「嫌なことを我慢する耐性」が低いので嫌なことがあれば、また不登校に戻る可能性も高い。

 

このタイプは頑張りすぎる(がゆえに落ち幅も大きい)、人に気を遣いすぎることが原因での不登校が多いため、根暗にも見えませんし、不登校と聞いてもびっくりするくらいの明るさも持ち合わせていたりすることもあります。

 

でも本人はいっぱいいっぱい。だからちょっとしたことでポキッと折れます。

 

人に依存(期待)しやすい一面もあるので、人に依存するのではなく「自分がやりたいこと(=目標)を見つける」ことが大切です。

 

といっても難しいのですが…。でも、何かのきっかけで意外に道が開けたりします。

 

②学業不振の場合

学校を辞めて改善されそうな場合「辞めるのも一つの手」と保護者に説明しています。

実際の場合、辞めてしまった方がうまくいっているケースは多いです。

 

学業不振に陥っている生徒は

「自分は努力をしているのに、全くテストの点数が上がらない」

と思っています。

 

あ、周りからしたら努力量は多分足りないように感じます。絶対にそう思います。

でも、本人は頑張っていると思っているので認めてあげましょう!(褒めるのは忍耐!)

 

一度どん底の成績まで下がると、ちょっとやちょっと学習しても伸びません!

なので「頑張っているのに結果が出ないのであればもういいや…。」

こういう思考に簡単になりがちです。

 

だからこそ、環境を変えてあげることはとても良いことだと思います。

新しい環境なら変わることができるか、本人に挑戦させてみるのです。

 

本人が完全に病んでしまったら、環境を変えても、なかなか次に進めないのですが

本人さえ前向きであればどうにでもなります。

 

自尊心や自信ってまじで大切!!

社会人になってもそう思うのですから、多感期の学生なんてさらにそう思うのではないでしょうか。

 

 

4.最後に

 

 

私も会社を辞めたい、会社に行きたくないって思った時は

「転職」「会社を辞めるには」という言葉をネットで検索します。

 

不登校に陥っている子どもも多分同じ気持ちで

「学校辞めたい」「学校行きたくない」という言葉をネットで検索しているはず。

ネガティブの渦でぐるぐるとまわり続けます。

でも私は社会人なので、厳しい言い方をすれば「辞める辞めないも自己責任」です。

 

だけど子どもは違います。

親の責任も半分です。

だからこそ、抜け出せるチャンスを見出して、それに対してアクションや投資をすることは長い目で見ても絶対に損はないはずです。

 

子どもにとって一番うれしいことは、希望の光を照らしてあげることなのではないでしょうか。

 

 

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