教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

模試あれこれ

たかです

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2学期も半ばです。

この時期は塾で志望校別に模試が多数行われます。

たかの担当は「公立中高一貫校」です。いわゆる「県立中学校」ってヤツです。

入試が「適性検査」と言われる記述型で行われるため、模試もそれに合わせた形で行います。

適性検査の主な特徴として

①単に知識を問う(=暗記力を試す)従来型のテストではなく、知識や与えられたデータをもとに、判断力・思考力を問う

②「答え」よりも「途中の過程の説明」に重点が置かれた配点になっている

③科目横断型の問題・答えが複数ある問題・複数の資料を関連付けて考察させる問題が出題される

といったことが挙げられます。

12歳の受験としては要求度が高く、それに受験の高倍率がプラスされて、どこの県も非常に「狭き門」となっています。たかの県では、毎年3倍~4倍と大学受験並みの高倍率になっています。

模試の問題を出版社に「外注」するケースもありますが、県や学校独自の傾向に合わせるため、たかの塾では「自作」しています。

たかを含め8人のチームで1人1問ずつ作成した問題を持ち寄り、検討会議を重ねて作成します。1から自分で考えて作る場合もあれば、他の学校・県の問題を参考にしたり、資料だけを借りて別の問題をつくったりすることもあります。

あらかじめ平均点を設定して、実際の平均点がそこに近づくように狙って作りますが、

これがなかなかムズカシイ(笑)予想と結果が10点以上プラスマイナスになった場合はビール1杯というルールでやっています。まぁ、毎回誰かがやらかすんですけどね。

 

今年の悩みは、いつもの6年生に比べて「出来がイマイチ」なこと。

「谷間の学年」とわれわれは呼んでいますが、定点観測のために毎年同じ問題で行う試験があるのですが、昨年と比べて平均点がマイナス10点近く低いのです><

市場全体がそうであれば大きな問題ではないのですが、うちの塾生だけ低いとなると入試実績に大きく響いてきますので困ったことになります。

模試には外部から約30名近くの生徒が受けに来ます。他塾生であったり、ふだん塾に通っていない生徒も来ます。その子たちに上位を独占されると・・・ヤバい(汗;

結果が分かるのは月末です。。。たかの生徒たち頑張ってくれ!!!!