教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

教育論

会心の授業

たかです われわれ塾講師は仕事で毎日授業をします。 これは学校の先生も同じです。 でも、「会心の一撃」=自分でうまくいったと思える授業 は年間に 数えるほどしかありません>< 「おいおい、それで授業料を取ってんのかよ」と言われれば、返す言葉はあ…

信じる

たかです 信じる 今まで一度もそんなことのなかった我が子が、学校から呼び出しを受けた。 何かトラブルがあったらしく、担任の先生いわく、どうやら我が子に原因があるらしい。 こういう時、親であるあなたは、我が子を信じることができますか? いや、我が…

伸びる子、伸びない子

たかです 学生時代のバイトを含めると、途中にブランクはありましたが、もうかれこれ20数年「塾屋」の仕事をしています。 自分が担当した数千人の様々な生徒を思い浮かべると、伸びる子とそうでない子にある共通のパターンがあることに気がつきました。 ●殿…

しつけの難しさ

たかです 最近、みゆとたかの校舎でそれぞれ、「しつけができていないことによる教室運営の難しさ」に直面しています。 みゆの校舎の事例 自習室内での、飲食、後片付け、私語の問題です。 私たちの塾では「自習室利用ルール」というものが定められていて ①…

甘い親に甘える子ども

たかです。 この時期、塾を欠席する理由で多いのが 「体育祭の練習で疲れてしまったので、今日は休ませます」 「子どもが寝てしまって起きないので今日は休ませます」 「子どもがしんどいと言っているので休ませます」 ふざけるなぁ!!! と言いたい(笑) …

塾に通う「不登校生」の特徴

みゆです。 不登校になり塾に来るパターンは2つです。 ①元々学校に行けていない ②成績不振で学校に行けなくなった ①元々学校に行けていない なぜ学校に行けなくなったか? 考えられる大きな理由は「上手く学校生活が送れない」です。 学校生活とは友達関係…

子どもが不登校になったときは・・・。

みゆです 全国で不登校の学生は1000人あたり13.6人。 最も多いのは中学生です。 「不登校」と言われて一番に頭に浮かぶのが以下の3点ではないでしょうか。 1.不登校になる原因は何? 2.学校に行かないことが不安だ… 3.社会生活が送るれるの? 1.不登校…

大坂なおみ選手から学ぶこと

みゆです 大坂なおみ選手、すごいですね! 全米OP優勝の快挙! 大坂なおみ選手は、父親がハイチ系アメリカ人、母親が日本人のハーフです。 2001年、4歳の頃に大阪市からアメリカへ移住していますので日本語よりも英語の方を流暢に話しています。 大坂選手は…

今年一年、塾の方針

みゆです。 塾の方針などと偉そうに書いてありますが現在ただの雇われなので方針などちっぽけなものです。 ただし、良くも悪くもほとんど一人で校舎を運営するので、校舎の責任者の考えは運営にじんわりーと出てきます。 2017年度は一言で言えば 「誤算」 で…

公立高校と私立高校の教育相談の違い

みゆです。 センター試験後にセンター試験のホットな記事を書かないという! 決して目をそらしたかったわけではありません!笑 今年もいつも英語の出来る9割台の方が7割5分に落ち着いたり、漢文でずっこけたり、理科基礎で高得点が続出したり、数学ⅡBで転ん…

要領の悪さのパターン分け

みゆです 今年は合格発表を聞いて泣きました笑 あまり泣かないのですが、努力をする事は無駄ではない、と証明してくれたことに嬉しくて泣いちゃいました。 私が遊んでいるドラクエ10ですが その中に対人ゲームのミニコンテンツがあるんです。 私はそれが大好…

計画通りに伸びない生徒のパターン

みゆです センター試験が終わりました。 今日は自己採点を集約しますが、2017年度は色々と自分にとっては「想定外」な一年となり、その想定外とは「計画通りにいかない」ということです。 「そんなの当たり前じゃないか!!!!!」と一蹴されそうですが…

いよいよ受験シーズン突入!

たかです いよいよ受験シーズン突入です 高校受験は今の11月が子どもたちにとっては天王山ともいうべき一番キツいところです。中3生はこの時期、学校と塾を合わせると、ほぼ2週間に1回のペースで模試が行われます。現時点で「合格ライン」を超えている生徒…

生活習慣と成績の相関性

たかです 今日は生活習慣と成績の相関性について書いてみたいと思います。 こどもの勉強に対する姿勢とか取り組み方とかがおよそ固まってくるのが、小4~小5の時期。この時期に身につけたことは良いことも悪いこともこれから先の中学高校生活を決定する大…

ベテラン先生との相性問題

みゆです 個別指導で重要だと感じること それは生徒と先生の相性です。 そして、相性の良し悪しの原因となるもの=「言葉」です。 十年以上同じ塾で勤務いただくと、その先生の良い噂を聞きつけて「○○先生で受けてみたい」のようなお問い合わせをいただくこ…

仕事の取り組み方

たかです とある昔のネット記事から。 人の仕事の取り組み方には4つのタイプがあるらしい。 A コントローラー 行動的で、目標に向けて自分の思った通りに物事を進めることを好む 大事にするのは「自分で物事を判断できること」 人から一方的に指示されるこ…

モチベーションを維持させる

みゆです。 何かに挑戦する際に一番必要なものって何かと問われたら、私はモチベーションだと答えます。 能力や時間、ツールという外部的要因ももちろん必要なのですが、それよりも重要なものは内部的要因、つまり自分が持っているヤル気だと考えています。 …

内観 珠玉の言葉

たかです 若い頃に「内観」というのを経験したことがあります。といっても自らが望んで行ったわけではなく、当時勤めていた営業会社での社内研修でのことです。 「内観」というのはお坊さんの修行の一つで、「精神を統一して自分の心の内面を観察し見つめな…

中高生 スマホとの共存

たかです 中高生の子どもを持つ保護者から懇談会のときに相談されることの第1位がスマホ・タブレット・ケータイ等のデジタル機器とのつきあい方です。 ごく一部の保護者の方で「一切禁止」の方針を断固貫き、家にそういう機器がないというケースもありますが…

センター試験まで残り5ヶ月@時間管理できていますか?

みゆです。 センター試験までいよいよ残り5ヶ月にせまってきりました。 河合塾のマーク模試を受験し終えた方、これから受験される方、自己採点ドキドキですね。必ず模試が終わったあとに自己採点をしてくださいね。 さて、この時期の相談として最も多いのは…

論説文によく使われる語彙② 相対と絶対

たかです。 ①の帰納と演繹よりも、登場回数が多いのが、今回の「相対」と「絶対」です。 「相対的」「絶対的」と使われることもあります。 この言葉は以前「通知表の評価の仕方」で話題になったこともあるのでなじみはあると思います。いわゆる「絶対評価」…

就職に成績、履修歴が関係する?!

みゆです。 就職活動、重視されることは何だと思いますか??? 私が思いつくことは ①コミュニケーション能力 ②学生時代どう過ごしてきたか という2点なのですが、②の「どう過ごしてきたか」はアルバイト歴、クラブ活動、海外旅行など、学業以外の課外活動を…

参考書の選び方

みゆです。 昨日の続きです。 私の「好きな&嫌いな」参考書および問題集の紹介です。(完全に主観です!) 使うことになったきっかけと、なぜ好きなのか、嫌いなのかを書いているので、そちらを参考にしてください。 最初に「嫌い」と書いていますが、生徒…

参考書選びと化粧品選びは一緒

みゆです 私ごとながら最近肌荒れがひどくて困っています・・・ こうなると、まずインターネットの検索で「肌荒れ 対策」「乾燥肌 化粧品」とキーワードを入れて調べるんです。 そうすると星の数ほど「対策」と「化粧品」の紹介が出てきて、逆に情報が多すぎ…

ASD アスペルガーの子供の話

みゆです。 ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群) : 診断別・年齢別の特徴まとめ - TEENS 今日は「グレイな自閉症」と診断された子供の話です。 グレイというのは、医者により見解が異なったり、一見普通に見えるけど親がやっぱり自閉症かも…と思…

考え方×熱意×能力

みゆです。 考え方×熱意×能力は 京セラの稲盛和夫氏の言葉です。 最初に聞いたのは就活で受けた時の緑化企業でのガイダンスでした。 その時は、確かに素晴らしいと!思ったのですが… 今はこの言葉を多用する会社は好きではありません。あくまで使いすぎる会…

ネトゲ依存症の話③

たかです。 今は夏休み。 塾は夏期講習真っ最中です。 うちでは小学生の夏期講習で学校の読書感想文の宿題をします。これが保護者からは結構評判がいいのです。ご家庭で苦労してるんですね(笑) あらかじめ課題図書を選定しておき、夏期講習の申込をしてくれ…

大学入試改革と中高一貫教育を結ぶ糸

たかです。 いよいよ現実味を帯びてきた大学入試改革。 われわれ塾業界にとっては、これはふってわいてきた話ではありません。 ずっと以前からその「予行演習」とでもいうべき「公立中高一貫教育」の入試改革が行われています。 99年度から宮崎県を皮切りに…

ブラック部活動の記事より

みゆです 試合に「早く負けてほしい」? ネットが明らかにした「ブラック部活動」 (THE PAGE) - Yahoo!ニュース 最近やっと「ブラック部活動」と騒がれるようになりましたが、これは昔からありますよね。 私も高校の頃運動部でしたが、週7日活動、平日授業…

ネトゲ依存症の話②

ネットゲーム依存症の話 後編です。 前半ではネトゲ依存症の克服方法として「共存と言えどもネトゲのある環境と引き離す必要がある」と述べました。「引き離しつつ他に興味のでるようなものを見つけさせる」ことが出来れば、ネトゲなんてすぐ辞めれると思い…