教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

国語は小・中学生時代にしっかりと!

たかです。

f:id:miyutakaX:20170708001031j:plain

国語が苦手な人のツケは、小・中学生時代の国語の学習方法に原因があります。

といっても、国語は「何をどうやって学習したら良いか?」が最も分かりにくい科目であり、 また国語の先生ですら、そういうアドバイスをしてくれる人は少ないのが現実です。

一言でいうと、「難易度が高く(=試験において配点比重も高い)、かつ、自学自習が困難な『記述型の問題』」をどう学習するか? です。

「自学自習が可能」とは、学習者が問題を解いた後、模範解答を見て自分の間違いを自力で修正できる状態を言います。「漢字の読み書き」「語句の意味や用法」「文法問題」等がこれに相当します。いわゆる「知ってるか知らないかで勝負がついてしまう問題」です。 一方、記述型問題はどうでしょう? 記述型問題を解く → 模範解答を見る → 自分の答えとは(必ず)ちがう → とりあえず、正解例を写しておく このような学習者が実に大勢います。 記述問題の模範解答は100点満点の答えが書いてあるので、学習者が作った答案と一致することは、まず100%ありえません!したがって、自学自習をするためには学習者は「自分の答案がどのくらいOKなのか?」を自分で判断する必要があるわけです。

しかし、そもそもそれが自分でできるぐらいなら記述問題を嫌がる必要などないわけです。 記述問題の学習は国語担当の先生の添削が必要不可欠なのです。

しかし、教育の現場ではご想像の通り、記述添削には膨大な手間と時間がかかるため、分かっていながら放置されているのが実情です。

私たちはこの状況をなんとかしたい!