教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

塾の話3 塾長の2つの顔

みゆです

 

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塾に勤務する人には教育者の側面が強い人経営者の側面が強い人の2パターンに大きくわかれますね。
保護者にとってはそりゃ教育者の側面の強い人がいいですよね。

私が考える教育者の側面の強い人
=「自分の時間を犠牲にしてでも、生徒に無料補習を実施する」
こういう働き方する人って塾にとっても多いです。
時間外労働をイトワナイタイプです。
塾って年俸制なのでどれだけ働いても給与は一定です。(こういう所が多いです)
なので、きつい言い方をするとダラダラと働いている人も結構多い。
自分から進んで無料奉仕する人と、やりたくないのに無料奉仕している人がいるのは事実ですが
この人達の共通点は「生徒のために」と思ってがんばっています。
その気持ちがないとブラック塾業界はつとまりません。

さて、経営者の側面の強い人ですね。
いますよ。えっ?っていう提案する人。
毎日が塾の授業です、しかも4時間連続とかですね。
そりゃ自分で学習しないので無理やりにでも授業をとらせる必要があるという言い分はわかりますが
「費用対効果」ってどうなんでしょうね。集中力は果たして持つのでしょうか。
1万円近く払って「子どもが勉強しているかどうか」のお守り役なんて高すぎると思いませんか。
このタイプはどちらかというと目標売上の達成のための提案をしてくるので、中身のない提案も多いです。
そうしなければ塾自体存続できないので仕方ないかもしれませんが。
でもそんなことするくらいなら教育業界なんて選ばなければいいのに、と思ってしまいます。


私は
①残業はしません
②事務作業は超適当、現場での仕事はまじめにやる(出世できないタイプです)
③目標売上は達成してますが、一人ひとりに必要な提案をします(これで十分売上は達成できるんですが)
教育者と経営者の顔半分半分です。
自分の管理が出来なければ生徒の管理はできないと考えています。
残業=生徒の成績があがる、とは考えてはいないので。

→念のために。残業している方が悪いとかではありません。この業界職種によってはやたらと拘束時間が長いので…


教えることが全てではなく、自分で学習させることが必要なのです。
自学の習慣を習得できれば生徒も保護者も塾もみんなHAPPYになります。