教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

塾の話4 個別指導塾の先生の質

 

 

みゆです

 

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今増殖中!?の個別指導塾
少子化の影響でしょうか。
「わが子にあった学習の提供」をのぞまれる方が多い。

さて私が勤務しているのはそこそこ大手の個別指導塾ですが、自分の子どもを行かせたいかどうかとなると
「校舎によるよね~」が現実です。

問い合わせを受けた際に「学生の先生は×で」という要望を聞きます。
特に有名私立中高に通う保護者が多いです。
ブランドイメージでしょうか。私からすれば本質が見えてない。
社会人の先生は確かに遅刻・欠勤はしませんが、社会人の先生だからといって、指導がうまいわけではありません。
指導暦が長くなるほど凝り固まった指導から抜け出せなかったり、上から目線となったり、弊害もあります。
もちろん素晴らしい先生もいらっしゃるので一概に言いきれることでありませんが。

一方で学生の先生はピンとキリが激しいです。
「アルバイト感覚」の方から「本気で生徒の成績をあげたい」方まで様々。

例えば
①医学部ですごく学力は高いがアルバイト感覚の学生
②地元の地方国公立大の教育学部の学生
であれば、私は②の先生の方が生徒の成績を総合的に伸ばせるとおもいます。

先生の質、特に学生のアルバイトの「質」ですが
3段階に大きく分かれるんですね。

モチベーション
高 …打てば響くタイプのため、指摘すれば成長する。どんな生徒をまかせてもめげずに頑張る
中 …担当する生徒によってやる気が変わるタイプ。生徒が前向きになれば先生にも相乗効果が現れてくる
低 …アルバイト感覚、時給●●円の仕事。生徒の成績にも無関心。もちろん打てども響かない。

この「モチベーション」はやっぱりその人の「先天的」なものなので
「低」の先生を教育しようと思っても労力を裂くだけなんですね。
「中」の先生のやる気をどう導くかが個別指導の責任者の力量の問われどころなのです。
この力量を持っている責任者の塾をえらぶと、全体的に先生の持っている力が高い塾となるので、子どももちゃんと見てもらえるかと思います。

どうやってそんな塾探すんですか?!というのは難しいですが次回に考察してみます。