教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

ASD アスペルガーの子供の話

みゆです。

 

ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群) : 診断別・年齢別の特徴まとめ - TEENS

今日は「グレイな自閉症」と診断された子供の話です。

グレイというのは、医者により見解が異なったり、一見普通に見えるけど親がやっぱり自閉症かも…と思ったりするくらいのお子様です。

 

実をいうと塾でもこのグレイゾーンの生徒は結構いらっしゃいますし、最近では保護者の方から自閉症であるとおっしゃって下さったりもします。

 

自閉症の傾向のあるお子様は上に書いていたように

●無口で自己主張をしない

●空気を読まずに話を続けている

●こだわりが強い

●はまったことはとことん突き詰めるが、興味ないことは無関心

という特徴があります。

 

昔は「変わってるね!」「個性的だね」で終わっていたと思うのですが、今は診断で「ASD自閉症」と診察されますので保護者様が「病気なんだ…」と余計に肩を落としてしまうのかもしれません。

 

私は保護者様が我が子に対して自閉症の症状があるかを気にかけるのは良いことだと考えています。なぜなら知っていると知らないとでは子供への接し方が変わりますので。

そして言いづらいとは思いますが、子供の特徴としてぜひ学校の先生や塾の先生には伝えてもらいたいのです。

私もこの子は多分そうかな??と思ったりしますが、当たり前ですがそんな話を失礼すぎて保護者様にできません。

 

教育って一人一人に合わせたやり方があります。

少なくとも私はそう思っています。

「一人ひとりに対して気にかけすぎだ」とも言われたりもしますが、だって一人ひとり違う人間なんだからそれって当たり前のことだと思います。

 

塾の先生でも「輪を乱す」という意味で病気の話をすると断る方もいらっしゃると思います。もし断られたらすごく悲しいと思いますが、「入塾して粗末に扱われるのであれば最初から断ってもらった方がいいや!」くらいに受け流してくださいね。

 

一人で悩まないでくださいね。

「大変ですね」なんて言葉を簡単にかけることは出来ませんが、何か協力はしたいとは思っています。このように考えている塾の先生もいるので、勇気を持ってお話ください。

そして、症状に気づいているけど病院にいったことがない保護者様は勇気を持って一度病院で診察ください。