答えは自分が持っている
みゆです
私の塾では連日体験授業を受けたい方のお申し込みが入り、夏休みだ なぁと感じます。
保護者様も塾のチラシを見すぎてごっちゃになり、 塾の特典を勘違いされることもちらほら。説明をしても「間違ってるはずはない…」と言われることもあります。
このように一度思い込んだら思考を変えるのは難しかったりします。
さて、今日のお話です。
夏休みに入り、生徒から勉強方法のアドバイスを求められることも多くなります。
例えば
生徒→「単語ってどうやって覚えればいいの?」
私→「たくさんやり方あるよね」
生徒→「付箋を貼って覚えようかと思っているんだけど」
私→「なるほど、自分がいいと思ったら一回やってみればいいんじゃない?」
生徒→「でも付箋貼って覚えられるのかな」
私→ 「本当に覚えたい単語以外に目に入るから覚えづらい人もいるだろうね。出来なかった単語だけカードに書いたり、間違いだけ集めたリストを作る方法もあるけど」
生徒→「でもみんな付箋使って勉強してるし」
私→「じゃあ付箋使って一回覚えてみたらいいよ」
この学生は「付箋をはる」 勉強方法で答えが決まっているため、 「覚えられない」と口で言っても付箋を使って学習したいのです 。
だからどのやり方を提案しても結局は付箋学習に戻ります。
要するに付箋しかないよ!それやろうよ! と背中を押してもらいたい。
さらに、 付箋の使い方を提案したとしても本人が思考錯誤して試していない ので結局教えた通りには出来ず我流に戻ります。
私は浪人時代、 漢文の先生に色々とアドバイスを求めていました。
先生→こうするしかないんじゃないの
私→でも、時間がないし
などと言う、言い訳がましい生徒だったので、しまいに先生に
「お前は答えを自分で持ってるから何を言っても無駄だ」
と言われてしまいました。
私のような人は俗に言う「聞いているようで聞いていない」典型的なタイプなのかもしれません。
話は上に書いた付箋学習の生徒に戻りますが、質問すること自体はいいと思うんです。
でも「付箋学習をした方がいいか」という質問は参考書の話でも書いたように「人によるものなので」いいかどうかを問う前に一度でもやってみたらいいのです。
その上で自分自身で満足いかない点が出てきたときに「何が満足できないかを」先生に聞くと一番効果がでるのです。
この場合の質問には答えがないので解決策を先生から言われるとすっと頭に入ってくるはずです。
そうはいえども不安な気持ちは抑えられないので、不安なときは相談くださいね!