教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

産近甲龍17比較① as を含む比較

 こんにちは。みゆです

 

f:id:miyutakaX:20170719153852j:plain

今日は比較です。

頭がパンクしそうになるくらいに似ている構文が多い。

その構文をどのように克服するかを今日は考えてみましょう。

【1問目】

 私の学校はあなたの学校と同じぐらいの数のクラスがある。

My school has as (  )(  ) as yours (  ).

【2問目】

京都の物価は東京の物価とほぼ同じである。

Prices in Kyoto are about(  )(  )(  )(  ) in Tokyo.

【3問目】

野球はサッカーほど興奮しない。

Baseball is not (  )(  )(  ) soccer.

【4問目】

彼女はあなたの3倍一生懸命勉強する。

She studies (  )(  )(  )(  )(  ) you (  ).

【5問目】

その修理に5万円もかかった。

The repair cost me (  )(  )(  ) 50,000 yen.

【6問目】

私はできるだけたくさんの野菜を食べた。

 I ate (  )(  ) vegetables as (  )(  ).

 

 

比較1 asを使った比較

中学生で習う代表的な構文は

①「as+原級+as」、意味は「同じくらい~である」

ですが、高校ではこの形が変形して色々な文章を作ります。

 

Ⅰ He is as nice as his father. 彼は彼の父と同じくらいすてきだ。

Ⅱ He is as nice a person as his father. 彼は彼の父と同じくらい良い人だ。

この場合、Ⅱの文章はⅠが変形したものなので、a nice person にはなりません。

あくまでasとasの間にはさむものは「性質を示す」形容詞、従って通常の語順で名詞をはさみこんではなりません(冠詞+形容詞+名詞ではなく形容詞+冠詞+名詞の語順です!)。

 

否定形→「not as+原級+as」、意味は「…ほど~でない」

これもmore~thanの書き換えとして中学2年生のテストに頻出です!

 

③「as+数量を表す形容詞+名詞+as」、意味は「~と同じくらいの…の」

asとasで挟み込んでいるので「同じくらいの」という意味となります。

I have as many CDs as him.

この場合、manyが形容詞ですが、many単独では何がたくさんなのかが分からないので必ず後ろに名詞をくっつけてやってください。

 

「倍数+as+形容詞+as」、意味は「~のX倍…だ」

Her cake is as big as his. 彼女のケーキは彼のケーキと同じ大きさだ。

Her cake is twice as big as his. 彼女のケーキは彼のケーキの2倍の大きさだ。

Het cake is twice 彼女のケーキは2倍

as big as his 彼のケーキと同じ大きさ

元々は彼女のケーキと同じ大きさであったが、twiceがつくことで彼女のケーキが2倍になったことを表すようになります。

 

「as…as possible」、「as...as S can」意味は「できるだけ…」

これは暗記するしかない…!出題されたら超ラッキー問題です。

   He drove his car as carefully as possible.

=He drove his car as carefully as he could. 

 

「as…as ever」、「as...as ever lived,as…as any+単数名詞」

意味は「あいかわらず」、「きわめて」

「as…as ever」

これまでと(everの意)同じくらい…→あいかわらず

「as...as ever lived」

as ~ as ( the one that ) ever lived これまで存在したどんな人~→きわめて?

分かりづらいので例文を参考に考えてみましょう

He is as great an actor as the one (=actor) that ever lived.

省略部分(青部分)をつけたすとこのようになります。

彼はこれまでに生きた俳優たちと比べても遜色なく偉大だ。

これまで生きた俳優全員と比べる という誇張表現となります。

「as…as any+単数名詞」

肯定文で any を使うと「いくつかの」ではなく「どんな~でも」というニュアンスになる。

Any student can solve this question.

どんな生徒でもこの問題は解ける。

He is as honest as any man I know.

彼は私が知っているどんな人よりも正直ものだ。→彼はきわめて正直者です。

 

「as many/much as+数詞」  数や量がかなり多いことを表す表現

「as+数量を表す形容詞+名詞+as」と似ていますが、こちらは数詞が入っていることに注意。数詞とはfifty thousand や250 dollars など。

 

今日はasを含む比較を勉強しました。

明日はthanを含む比較のまとめを行います。

 

※正解

【1問目】many classes / does

【2問目】as high as those

【3問目】as(so) exciting as 

【4問目】three times as hard as / do

【5問目】as much as 

【6問目】as many / I could