助詞の魔術
たかです。
外国人の方にとって日本語は難しいといいますが、その最大の理由は主語の省略と助詞にあると思います。
たった1文字の言葉ですが、それが違うだけで意味が大きく変わることがある、という例をいくつか。
【例①】
A 私はたかです。
B 私がたかです。
主語を表す「は」と「が」ですが、AとBはどう違うか説明できますか?
【例②】
電車が遅れたにしてももう着くころだ。
この文は外国人の方にはとても分かりにくいのだそうです。
日本人は特に説明されなくても、「もう着く」のは電車ではなく人だと分かります。
しかし、外国人の方にはその区別が難しいのだとか。
【例③】
ぼく■弟■おやつ■食べた。
■にいろんな助詞を入れて、意味の通るものから、文法的には成り立つけれどおかしな意味になるものまで作ってみましょう!(小学生の国語の授業でやるとめっちゃ盛り上がります!)
・意味の通るもの
ぼくは弟とおやつを食べた。
・文法的には成り立つけれど、おかしな意味になるもの
ぼくは弟をおやつに食べた(!)
さて、あといくつ作れますか?みなさん。