センター試験まで150日@情報を鵜呑みにしない
みゆです。
昨日テレビのレポーターがどこかの原住民族の方に「何をしている時が一番幸せですか」と聞いていました。
その返答は「毎日幸せすぎてよくわからない」というものでした。
その言葉を聞いて「日本人は他者と比較した上で自分が幸せか不幸かを考えるからしんどいのでは・・・」とふと思ってしまいました。
さて、今日のお話ですが、便利になった今の情報社会特有の問題でしょうか。
受験生でこの時期になるとインターネットで集めてきた情報にまどわされ右往左往する生徒が多数います。
ネガティブな生徒だと「この時期の模試がE判定だと合格しない」
ポディティブな生徒だと「この時期にE判定でも合格した」
両方ともインターネットの受験サイトから見つけてくる情報です。
E判定とは「合格率20%以下」で、普通に考えると合格しづらいのは確かですが、合格率が0%ではないので合格する可能性も少なからずあります。
けれど当たり前ですが、今E判定なら自分自身の努力で合格率をあげていくしかありません。努力を続けていると、タイミングには個人差があるものの、急に「伸びる」日が誰にでも必ず来ます。つまり合否は「伸びるか伸びないか?」ではなく「伸びるタイミングを入試までに間に合わせられるかどうか?」です。
一方、100回受験すれば1回くらいマークの運が良くて勉強せずとも合格するかもしれません。けれど、実際は時間やお金のこともあり、受験回数なんて2,3回がMAXなので、然るべき努力をせずE判定のままで受験すれば不合格なんて当然です。奇跡はめったに起こらないからこそ奇跡なのです。
結局は模試の判定が何であろうと自分が頑張るしかありません。
大切なのは今E判定でも自分自身が試験までの自分像をイメージして勉強出来ているかどうかです。
特に私立大学は、問題の傾向が模試と全く異なるため、模試の判定が合格率70%の判定が出ていても過去問題を解かせるとさっぱり解けないといったこともあります。
結局は過去問題を解いて何パーセントの得点をとることができたのかが重要になるわけです。
なので模試はあくまでも模試、結果を見て安易に大学に行けるかどうかを判断するのではなく、今自分ができないところを再確認するためのもの、そのような位置づけでもいいかもしれません。(*センターの得点重視の国公立大学はマーク模試の結果の信憑性は高いです。)
ただそうは言っても、この時期のE判定の大学を第一志望として据えるのであれば、浪人は覚悟しておいてください。覚悟が出来ないのであれば、滑り止めの大学を考えておく。
これはリスク管理です。出願時期に焦って大学を探すことにならないように、落ち着いて考えれるこの時期に受験先を決めておくことが重要です。
最後に、この時期から増えてくるのが指定校推薦の合格者の話です。
数的には多くないはずなのですが、受験生からは「みんな合格決まっていって焦る…」という言葉が出てきます。自分ひとりが取り残されているような不安を感じるのもこの時期くらいからです。
人間なので羨ましいなぁと思う気持ちがあって当然ですが、あと半年も経たずに受験が終わることを考えれば、そんな気持ちなんて一過性のもの。
他者と比較して一喜一憂するのではなく、自分のペースを見失わないように引き続き頑張ってください。
こちらのブログに詳しい大学情報書いています