教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

国語科担当の悩み

たかです

 

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語彙力アップに必要なことは

①その語句単独での意味を知っているか

②ある文脈の中でのその語句の意味が分かる(もしくは推測できる)か

の2点である。

①の訓練をする問題集やワークはよく見かけるが、②の練習をする問題集はなかなかない。

これが英語だと良いのがあるんですよ。たくさん。

一例を挙げると、高校生が使っている「速単」。

 

まず1~2パラグラフの素材文があってその中で使われている語句やイディオムが次のページに一覧になっている。

素材文⇒語句・・・まず流し読みをして既知の単語と未知の単語に振り分け、未知の単語は前後の文脈から意味を推測して読み、後で一覧のページで答え合わせをする

語句⇒素材文・・・まず一覧のページを使って語句をひととおり暗記してから、素材文に取り掛かり日本語訳を作ってみる

という双方向の学習ができるようになっています。しかも、一通り学習すると大学入試に必要な9割をカバーできる。文句の付け所がありません><

 

ところが、国語で同じことをやろうとすると、いろんな壁が立ちはだかります。

まずは「著作権」。素材文の1つ1つの許諾を取るのは気の遠くなるような作業です。時間も莫大にかかる。しかも具体的な語句の選定作業は著作権問題がクリアされた後でないと着手できません。

たかのイメージとしては、「春秋要約+(春秋の本文の語句の)日本人テスト」のようなものを作りたいのです。

 

どなたか良い教材ご存じないですか???