教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

みゆたかONLINE 教育相談①

読者の方からご相談をいただきました。

【ご相談者プロフィール】

中3男子の保護者(母)

【ご相談内容】

1学期の学校の成績(=通知表)に1がついてしまいました。公立高校への進学は断念しなければいけませんか?

【回答(たか)】

公立高校の合格判定は都道府県にもよりますが、一般的に「当日の学力検査」と「中学校の調査書(=いわゆる内申点)」を総合的に評価して決定されます。

この「総合的に評価」という言い回しが曲者で学力検査:調査書=1:1のケースもあれば、ほぼ学力検査のみ(調査書は参考程度)で決定する場合もあります。

では、高校側は調査書のどこを見ているのか?

必ず見られるのは「出席日数」です。

正当な理由のない2週間以上の欠席は要注意です。

次はやはり成績ですが、5段階評価における1の評定は、普通ではまずつくことはありません。多少素行が悪くてもきちんと学校に行って授業を受け、定期試験を欠席せずに受けていれば、最低でも2はつきます。

したがって、1がつくということは「それなりの理由」があることが暗に推定されます。理由はさまざまですが、提出物を一切出していない。授業の妨害をする。授業中に教室を抜け出す・・・等が考えられます。

したがって結果的に1が評定についた生徒は、合否判定の最終段階であと1人を選ぶ、となった時には、真っ先に外されるでしょう。

ついてしまった成績を覆すことはできませんから、2学期に向けてきちんと授業を受け、提出物を出し、定期試験もきちんと受け、1から脱出することを最優先に考えて行動するのが、今やるべき最も大切なことです。

 

※教育に関するご相談は zvd11645@nifty.com までどうぞ!

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