教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

「主役」を無視した入試応援

たかです。

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センター試験が終わりました。

また、小、中学生はそれぞれ私立中高入試の時期です。

 

私たちの塾も含めてですが、入試当日は自分が担当する生徒の応援にかけつけます。

入試はいわば総力戦。本人のがんばりはもちろんですが、保護者、学校、塾も含めて総力を結集した戦いなのです。

 

しかし、入試当日の応援はわれわれ塾関係者にとって別の問題を抱えています。

①応援したい生徒は複数いて、受験する学校もそれぞれ違うのに、身体は1つしかない。さて、誰の応援に行くか?

②有名校には、様々な塾が応援に来るので、応援する人数が少ないと、他から見たときの「見栄え」が悪い。さて、どうするか?

 

たかが違和感を感じる(おそらくみゆも)のは②のケースです。

①は前もって生徒たちに、「先生は、今年は○○学校に応援に行くから」と宣言してしまえば、大きな問題にはなりません。

②は(おそらくどこの塾も)従業員をできるだけかき集めて、言い換えると、その生徒を担当していない人も「応援部隊の頭数」として借り出されます。

あげくは、バーゲンセールのように幟を立てたり、「応援コート」なるものを揃えたり、学校の正門前で「がんばれ~~~!エイ、エイ、オー!!!」と大声でやったり・・・

実は、これ全部たかの塾の話です。

だれのための入試やねん???

どう考えても「主役」無視の自己満足の世界です。

 

しかし、一方で「応援部隊の頭数」として、参加を打診されたとき、「行かない」っていうのは実に言いにくい><

(みゆは毎年ここで悩んでいます。)

 

気持ちのこもっていない形だけの応援をしてもらって、はたして「主役」たちはうれしいのでしょうか?