教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

要領の悪さのパターン分け

みゆです

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今年は合格発表を聞いて泣きました笑

あまり泣かないのですが、努力をする事は無駄ではない、と証明してくれたことに嬉しくて泣いちゃいました。

 

私が遊んでいるドラクエ10ですが

その中に対人ゲームのミニコンテンツがあるんです。

私はそれが大好きでよく遊ぶのですが一向にうまくならない!多分ね、これが越えられない壁。センスというやつ。

大人になったらこういう悟りをする事はできるけど、子供にはそういう思いをして欲しくはない。

努力したら報われるって思ってほしい。

そうなんです、それが私の信念だったのですが…。この話はまた別の記事で改めて書きますね。

 

ここからが本日の本題です。

昨日は伸びない生徒の話をし、その原因の一つとして要領の悪さがあると書きました。そして要領の悪さは人それぞれで全くパターンが異なるため対応が非常に難しいのです。

んん?それならならさら個別に対応できる個別指導の方がいいんじゃないの?とお返事いただきそうですが

「そうでもないです。」

が正直な回答。

 

パターンA

★持続しないタイプ

本人も計画通りに学習しようと試みるものの、目の前にある課題を優先してしまいすっかり計画自体を忘れてしまうタイプ。優先順位をつけられないことも原因の一つであるが、計画の要求度が高すぎるとか、本人の生活時間とかみ合ってないなど、計画に対する「(計画通りやれば成績が上がりそうという)期待」を持てないことが大きいと思います。

 

パターンB

★やらされているタイプ

決められた事はやる、とりあえずやる、けどただやるだけなので中身がない。例えば数学をただ解くだけで復習しない等。

これは本人や親も勉強をしているという気持ちは持っているため正直精神的には辛くなる。

 

パターンC

★作業タイプ

やっていることの意味を考えず、機械的に作業をこなしているだけ。

英単語を10回書いても、11回目にテストされると書けないタイプ。

「芸術的な美しいノート」を作成する女子に多い。

 

個別指導は集団授業と比較して単価が高いのでどうしても自学自習の時間が増えます。なので自学出来ない方は成績が伸びづらいのです。上に書いている事は全て自学で必要となる要素です。

なのでこれに当てはまる生徒はセンター6割の壁を越えることが非常に難しくなります。優先順位をつけられないという事は今自分がすべき事が分かっていない、すなわち「やらされている勉強=作業になりやすい」のです。英単語をなぜ10回書く必要があるのかが分からないと時間だけが虚しく過ぎていきます。

昨日も小学6年生の保護者に「まずは自学の習慣をつけましょう」と伝えました。早めのうちに習慣化させることが大切です。