教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

新しいクラス

たかです。

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4月から新しいクラスを担当しています。

今年は高校生をはずれて、小5~中3までを受け持つことになりました。

 

この時期にやるべきことは1つ。各クラスの「初期設定」です。

入口学年(小5&中1)は授業のルールとか宿題のやり方とかを1から教えなくてはいけません。やることはたくさんあるのですが、最も大切なことは、互いを「知る」ことです。子どもたちにとっては、受け入れられる先生かどうか。わかりやすく言うと「この先生の言うことを信じて、そのとおりやってみよう」と思えるかどうか。そのために必要なこちら(=先生側)のスタンスは、まず公平であること。男女の扱いの差、成績優秀者とそうでない生徒の扱いの差に公平さがないと生徒はついてきません。

また、どこまでが許されてどこまでが許されないのかの境界線。お金を払って塾に来ている家庭のこども、ですからいわゆる「不良・ヤンキー」と言われるカテゴリーに属する生徒はいません。しかし、扱いの難しい子は意外と多くいます。

悪気がなく自分中心で行動してしまう生徒。

例を挙げると、事務所で担当の先生が電話をかけている際中に、質問に来て電話が終わるのを待てなくて(というより、待つという意識がなくて)「せんせい。」と声をかけてしまう生徒(意外に多いんです。)保護者と受付周りで立ち話をしている最中に、声をかけてくる生徒もいます。「待つ」ことができない、というより、「待つ」という感覚や意識がもともと存在していないと言うべきか。。。

 

で、現状、こちらの思い通りに行かないのが、中1と中3。状況は全く同じで。上記のような「かまってちゃん」が多くて、授業の統制が取りにくい。でも、関係性がまだ希薄だから、ガツンとはいけない。。。攻防はしばらく続きそうです。