珠玉の言葉 国語試験の問題文より⑪ 内田樹「『昭和のエートス』パジリコ」
たかです
今日は内田樹 ※あらすじ等、ネタばれ注意です!
◆あらすじ◆
「やりがいのある仕事」とは何か?
◆場面◆
「やりがいのある仕事」に対する考え方の世代間格差を考察する場面
◆珠玉の言葉◆
「受験勉強における『成果主義』になじんだ個人は、自分の努力が固有名での達成としてはカウントされず、自分ひとりの努力の成果を集団で(ろくな働きのない人間も含めて)シェアしなければならないという『不条理』が理解できない。」
「労働の本質は、個人の努力が集団の利益に『かたちを変える』ことに存する。」
「 労働が私たちに『特異なメンタリティ』を要求するのは、それが『生き延びるチャンス』の対価だからである」
読んだときにドキッとしました。
・仕事を部下に覚えさせるためには、自分がすればわずか5分で片付く仕事であっても、我慢して口出しせず見守っていくべきだ
・たとえ部署が違ってもその仕事のスペシャリストに依頼して、社全体の効率を上げるべきだ
このようなことを言われたり耳にしたことはありませんか?
たかの世代は「PCネイティブ」ではないため、PCスキルのない人は社内で肩身の狭い思いをすることがよくありました。「お荷物社員」とか「老害」などと、若い人が口にするのを耳にしたこともあります。
「あ、いいよ。それオレがやっとくから」のひとことが口に出せる人になりたいものです。