言葉と音 ~ケイオウビジュツダイガク~
たかです
小さな子どもは、言葉をまず耳から覚えるといいます。
小学生もまたしかりです。
で、ときどき、思いもよらない「思い込みワード」が発覚することがあります。
先日の、たか担当の小6クラスでのできごと。
学校の成績の話をしていると、ある人気者の男子が
生徒「センセー、小学校の時、苦手な科目あったん?」
たか「もちろん、あったよ。図工。成績はずっと『がんばろう』だったなぁ(遠い目)」
生徒(イタズラっぽい顔をして)「じゃあ、センセ、ケイオウビジュツダイガクやったんやろ?(笑」
クラス全員、一瞬の間をおいて、大爆笑!
その男の子は「慶応」を音で覚えたために「美術を学ぶ大学」だと思い込んでいたようです。小さいころってこういうこと、よくありますよね?(笑
①短刀直輸入
たかの「思い込みワード」です。小学生のころ、輸入先の相手国はどこなんだろう?とずっと思っていましたが、恥ずかしくて人には聞けませんでした。中学生になった頃に正しい言葉を知って、ひとりでウケてました(笑
②ふいんき
これは、今の小学生の約半数は間違って「思い込んで」います。漢字に直すと小学校で習わない「雰」が含まれていることも原因の1つではないかと思います。たかのクラスでは授業の雑談でこの話を小学生に必ずします。すると「へぇ~、そうなんだ」という声が必ず上がります。
③やむおえない
これは、みゆもよく間違えて使っています。
まぁ、音がそう聞こえるから仕方ないのかな、とも思いますが・・・
④的を得る
これも、誤用が多い言葉の一つですね。
的をはずして、持って帰ってはいけません(笑
⑤「You can get up late.」&「You can get a plate.」
試しにWindowsの音声エンジンのAnnaに音読させてみて下さい。(コントロールパネルの音声認識の中の「音声合成」に文章を入力すると発音してくれます)
全く同じ発音に聞こえます(笑
ちなみに英語には、NewzealndのAUCKLAND(オークランドと発音)とCanadaのOAKLAND(オウクランドと発音)を聞き間違えて、ひどい目にあう旅行客の笑い話というのがあります。
「え~?そうだったのか!」っていう言語体験は一生忘れませんよね!