中学生 VS スマホ・ネトゲ・LINE
たかです
保護者懇談の「困りごと」で最も多いのが
スマホ・ネトゲ・LINEとのつき合い方です。
ご家庭の状況は1軒1軒違いますので、保護者の「困りごと」も多岐にわたります。
「まだ早いと私は思うのですが、友だちがみんな(スマホを)持ってる、って子どもが言うんです」
「あまりにひどいのでゲーム機を隠したら、手がつけられないぐらい暴れてしまって」
「最近、LINEの人間関係がどうもうまくいってないみたいで・・・」
たかは昭和の世代ですが、現在、子どもたちが置かれている環境は、昭和の頃とは似ても似つかないぐらい大きく変わっています。
入ってくる情報量はゆうに100倍は超えているでしょう。人間関係に神経を研ぎ澄ましておかなくては、いつ何がきっかけで「いじめ」の対象になってしまうかわかりません。昭和の頃の「ガキ大将がいて、マドンナがいて・・・」というクラスではなくなってきています。
そういうストレスフルな毎日の中で、子どもたちは「やるべきこと」に追われ、その中で束の間の安息を求めて「スマホ・ネトゲ・LINE」に「ハマって」いきます。
そして、一度ハマるとまるで麻薬のように、そこから抜け出すのは困難になっていきます。特効薬はありません。しかもこの「ワナ」にハマるのは比較的成績中~上位の子が多いのです。
特効薬はありませんが、うまく乗り越えたご家庭は
①家族会議でルールを話し合って決める
②その際に、親の一方的な押し付けではなく、互いに「一歩譲る」つもりで、着地点をさぐる
③一度決めたルールは「半永久的に絶対」ではなく、状況の変化に応じて「バージョンアップ」を検討する。
最もサイアクなケースは
何かのきっかけ(=定期テストで大きく成績が下がる、常識的な時間を超えていつまででもやってるetc)で親が「強権発動」して、ゲーム機を隠すとか、スマホを取り上げる
などの制裁措置を実行することです。こうなると目には目を、やられたらやり返す、で子どもは「地下にもぐる」ようになります。そうなると親はかないません。何よりネット関係の機器の使い方は子どもの方が親よりも上手です。親のパスワードの解除ぐらいは苦もなくやってのける子もいます。
そうならないためにも、「建設的な話し合い」は必須です。