教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

強いチームとは?

強いチームとは?
たかの塾ではスタッフが5つのチームに分かれて仕事をしています。
1大学受験チーム
2高校受験チーム
3私立中学受験チーム
4県立中学受験チーム
5小学受験チーム
それぞれチーム長を筆頭に10名前後の常勤社員と10名前後の非常勤スタッフで構成されています。専属の人もいれば、チームをまたいで仕事をしている人もいます。
上手くまわっているチームもあれば、なかなか思うようにいかないチームもあります。エース級と言われる人もいれば、お荷物視されている人もいます。まぁ、そのあたりはどこの組織でも同じようなものでしょう、きっと。
たかは4のチームに所属しているのですが、割とよく他のチームや事務のスタッフから、4チームは楽しそうでいいですね、と言われます。

何が他のチームと違って見えるんだろう?と考えてみると、キーワードは「居場所」ではないかと思います。みんな非常に個性的な人ばかりで、第1印象がかなりヤバめ(笑)な人。趣味がめっちゃマニアックな人。超イケメンでとても塾の先生には見えないホストっぽい人。などなど。まぁ、よくこれだけ集まったな、という感じのメンバーです。年齢もたかとO氏を筆頭に定年間近~30代の若手まで様々です。

ただ、一人ひとりが仕事の守備範囲というか得意分野を持っていて、暗黙のうちにこの仕事は〇〇さんがとりまとめる、というのがチーム内で決まっています。それだけでなく、誰かが忙しかったり、体調不良で戦線離脱になった場合でも、自然とフォローする人が出てきて、なんとなく回っていくという感じです。

たかは最年長ということもあり、みなさんが気を遣ってくれるので、とても居心地よくすごすことができています。

転勤してみて初めて気づいたのですが、初めて所属するチームの中で自分の位置を築いていくのってとても大変です。自分の得意分野に先輩がいることは当たり前。いくら自分の方が優れていても他人をひきずりおろすやり方はチームの和を乱します。また、それまでの「しきたり」の問題もあり、一気にドラスティックに変えることは不可能ですし、反発を招くだけです。高度なバランス感覚と全体を見てすきまを見つける力が必要だと思います。

でも、うまくいけば、それが風穴になって、組織全体がいい方向に変わっていけることもあります。

そういうことが他のチームよりも外から見てもわかる状態である、というのは、とてもうれしく思います。