教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

すべての入試終了

たかです

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たかが担当する教室で、今年のすべての入試が終了しました。

今年の受験生は今までにない環境の中でほんとうによく頑張ってくれました。

 

しばらく登場のなかったみゆは昨年から教室の責任者になりました。

ただ、予期せぬトラブルの連続で本当に悩んで苦しんで・・・という状況でした。

愚痴っても始まらないので「自分ができる範囲のことを誠意をもって精一杯取り組む」

ということで奮闘しています。私が言うのもあれですが、根が真面目なので

外から見ていると、自分の力が及ばないことは切り離して考えればいいのに、と

思うことも多々ありましたが、性格的にガッツリ真正面から組み合うタイプなので

人一倍心労があるようです。

直接手伝うことができないので、そばにいて話を聞くのが関の山ですが、なんとか

いい新年度を迎えられるように、3月末まで最後のひとがんばりです。

 

 

中学入試終了

たかです

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中学入試が無事終了しました。

まずは受験生の皆さんお疲れさまでした。今年はテスト以外に「見えない敵」とも戦わねばならず、12歳の受験生にとっては非常に厳しく辛い経験だったと思います。

また、彼らを支える保護者の方も神経をすり減らす「消耗戦」だったと思います。その中でお子さんの送迎をはじめ、お弁当作りや懇談等あらゆる面で全面的にご協力をいただいたこと、深く感謝申し上げます。

 

さて、受験の結果はたかの担当する「公立中高一貫受検コース」では、このような厳しい状況の中、昨年を上回る合格者を出すことができました。受験生の頑張りに敬意を表したいと思います。

しかしながら、個人的にはたかの担当するクラスが県内で最も苦戦するという屈辱的な結果となってしまいました。心の奥底にあったであろう「慢心」が表面に現れたのだと思います。担当した受験生には本当に申し訳ないことをしました。

明日はみんなが集まることになっているので、振り返りをしっかりやって、3年後に向けた再始動しようと思います。

 

また頑張ろう。

 

冬休み突入

たかです

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いよいよ、冬休み突入です。

今年は誰も先が予想できない中、いろんな試行錯誤をしながら子どもたちとともにここまで来ました。

いつもの年に比べると、やはり仕上がり状態には不安があります。

自分が担当しているクラスだけ仕上がりが遅れているんじゃないか?という不安がつきまといます。子どもたちと同じように模試の結果に一喜一憂しながらの毎日です。

泣いても笑ってもあと1か月。できる限りの手を打って、ひとりひとりが入試本番でベストの力を出せるよう、こちらも全力で向き合っていきたいと思います。

 

筆算の000

たかです。

 

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今日は算数の話。

授業終わったあと、子どもたちと雑談してて、算数の文章題について話してました。

子どもたちは5分くらいで難なく解けたのですが、途中で270✕50の計算が出てきて、ある女子が筆算で計算したのを見て、啞然としました。

 

         270 

   ✕     50

__________

          000

      1350

__________ 

      13500

 

と計算したのです。

合ってます。答えは合ってますが、、、、

昭和世代のたかとしては、うーむ😥なんですよね。。。。

なぜに000???

 

でも、ほとんどの生徒が、学校でそう習ったと言います。いや、小3とかならわからなくもないのですが、今日の授業は小6の受験クラス。あー。冬休みがんばらないと、、、(汗)

 

会心の授業

たかです

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われわれ塾講師は仕事で毎日授業をします。

これは学校の先生も同じです。

でも、「会心の一撃」=自分でうまくいったと思える授業 は年間に

数えるほどしかありません><

「おいおい、それで授業料を取ってんのかよ」と言われれば、返す言葉はありません。。。汗;

新人もベテランも関係なく、われわれの商品=授業 ですから、何年たっても、毎年同じ学年を担当しても、必ず予習をします。予習と言っても「問題を事前に解いておく」のではなく「どのような流れで授業を展開するか」を考えるわけです。

毎年同じ学年を担当していれば、教える内容は変わりません。しかし、自分の授業を受けるメンバーは変わりますので、去年と同じ反応が返ってくることはありません。また、つまづく箇所・人数が同じではありません。もちろんクラス全体のレベルも微妙に異なります。そのあたりを加味して、授業の導入~展開~まとめの組み立てを考える。これが「予習」です。

 

自分の授業が上手くいったかどうかを判断するたった1つの方法は、授業の最後に「じゃ、今日はここまで」と言ったときに、「え?もう終わり?」のひと言が出るかどうか? です。

これが、月1ぐらいしか出ないんです。なかなか出ない><

だから出たときは、心の中で「よっしゃ!」と叫びます(笑)

 

きっと、学校の先生も同じじゃないかなぁ。。。

 

 

信じる

たかです

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信じる

 

今まで一度もそんなことのなかった我が子が、学校から呼び出しを受けた。

何かトラブルがあったらしく、担任の先生いわく、どうやら我が子に原因があるらしい。

こういう時、親であるあなたは、我が子を信じることができますか?

いや、我が子に限ってそんなはずはない。きっと誰かをかばっているにちがいない・・・。

 

保護者懇談をしていて、いつも感じることは「我が子を信用していない、もっとストレートに言うと疑っている親が多い」ということです。勉強に限らず生活面でもそうです。

自分の部屋に入ると何をしているかわからない。

学校や塾の宿題をきちんとしていってるのかどうか怪しい。

信用できないから、ついつい確認してしまう。親がどれだけうまく尋ねても、子どもは親から信用されていないことを瞬時に見抜いてしまう。この時に子どもが受ける心のダメージを想像できますか?

 

親が我が子を信じることができなくて、誰が我が子を信じてくれますか?

 

受験風物詩が変わるかもしれない

たかです

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新型コロナの影響で毎年恒例となっている受験当日の風物詩が変わるかもしれません。

 

毎年9月~10月になると、各学校の「新年度生徒募集要項」が定まり、それに伴って

「受験生&保護者向け」「学習塾向け」の学校説明会が開催されます。

ほとんどの学校は自校の体育館で実施しますが、中には別途会場を借りて外で実施する学校もあります。人気校ともなれば、1000人以上の人が集まります。

 

しかし、さすがに今年は「1000人以上を体育館にすし詰めにしてクラスターが出てしまいました」ではシャレにならないのでしょう。多くの学校で「オンライン説明会」となりました。

 

各学校の説明会を聞いたり、教育委員会のHPを見たりすると、どの学校も

「体調不良の受験生(陽性者・発熱者等)の対応をどうするか?」ということに頭を悩ませているという状況がひしひしと伝わってきます。

そんな中少しでもそういうリスクを下げようと、入試の風物詩ともなっている「応援」を禁止する、または、自粛を求める学校がたくさん出てきました。

入試当日は難関校ともなると、各学習塾から「応援部隊」がやってきて旗を掲げたり統一コスチュームに身を包んだりして正門前に陣取って、教え子たちが登校してくると「最後の声掛け」をやって送り出していました。

今年はそういう光景が見られなくなり、本来のひっそりとした入試になるかもしれません。