教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

切るとこ ちが~う!

たかです

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毎週日曜日は、「日曜実戦講座」というのをやっています。

県内の各教室の生徒たちが本部校に集まって、実戦形式の授業を受けます。

前半に入試レベルのオリジナルテストに挑戦して、後半にその解説授業を受けます。

子どもたちは

①普段通っている教室とは違う場所でテスト&授業を受ける

②そのテストの成績で毎週クラスランキングが変わる(可能性がある)

③したがって、授業を担当する先生も毎週変わる(可能性がある)

ため、人気があり真剣に取り組んでいます。

授業が終わったら、われわれスタッフは採点を行います。

そのときに想定外の思いもよらない解答に出会うことがあります。

チン解答であったり、すばらしい解き方であったり。採点業務は長くて眠いのですが、毎週これがつかの間の清涼剤となり、とても楽しみです。

 

今までの例をいくつか

①小学生の算数の問題文の印刷がこんなふうになっていて

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辺ABのちょう

ど真ん中で立方体を切ったとき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

生徒の解答に

「ABの超ど真ん中で切ると」と書いてあり、スタッフ全員大爆笑。

問題作成時にここで改行したスタッフも悪いのですが、超ど真ん中ってどこなんでしょうね(笑

 

②小学生の国語の時間 パンダに関する説明文の穴埋め問題で

問題文「パンダは目と耳と鼻と足と肩のまわりのみ( ア )い毛で覆われていて、他の部分は( イ )い毛で覆われています。」

正解はもちろん、ア=黒 イ=白 なのですが、

生徒の答案に、ア=じか イ=長 というのがありました。

最初は気がつかず、じか?  じかって何じゃ??? となったのですが

よ~~~く見ると。。。。爆笑です。 

そういう発想はなかった(笑

 

③高校生の記述対策模試のときの話。

オリジナルの模試は他塾の生徒さんもたくさん受けに来ます。

試験開始時刻とほぼ同時刻に試験会場を問い合わせる電話があり、話を聞いてみると、他塾の生徒さんでわれわれの教室に来るのは初めて。で道に迷ってしまったのですが、あいにくスマホを家に置き忘れて、調べることも連絡することもできず、困り果てているときにとっさの判断でカフェに入ってそこで電話を借りて連絡してきたとのこと。

いざというときの対応力の高さに感動。きっと成績もいいんだろうな、と思って見てみると・・・案の定、抜群の成績でした!

一方では、たかの校に所属する生徒は「受験票なくしました」とか「筆箱忘れました」とか。。。君たち何しに来とんねん???と言いたい。

何でも「お母さん任せ」のタイプにこういう生徒が多い気がします。

本人はいたって気のいい愛すべき性格の人なのですが、勉強はちょっと。。。

親がかまいすぎてもいけませんね。

言葉の世代間ギャップ

たかです

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今年のたかは、小学4、5,6年生、中学1、3年生を担当しています。

受験学年の小6と中3は、日曜日ごとに「日曜実戦講座」という特別授業があり、

年内は模擬試験もあります。模擬試験の問題は自分たちで作成したり、塾で使用しているテキストの出版社と共同で作成したりします。

 

たかは、小6の公立中高一貫校入試の対策模試(いわゆる、適性検査というヤツです)と中3の数学を担当しています。

公立中高一貫入試の対策模試は自分たちで分担して問題を作り、中3の模試は出版社と共同制作で作っています。

自分たちで作る場合は事前に「設計書」なるものを作ります。特に公立中高一貫入試の適性検査は学際型(=科目・分野横断の出題)となるため、どのテーマを組み合わせるか?とか、平均点を何点に設定するか等、事前に細かな打ち合わせをして、それを設計書にまとめ、それに基づいて問題を作成します。

 

たかが担当した科目は国語で「語彙、要約、記述」の3つのテーマを融合させた問題でした。素材文をイソップ物語から選んで、ことわざ(=語彙)、状況(=要約)、教訓(=記述)の3つを作りました。

具体的にはイソップ物語の「ロバをうらやむ馬」という話を題材に「となりの芝は青い」ということわざを中心に問題を作りました。1問目がことわざそのものを問う問題で「となりの(  )は青い」の「芝(生)」を答えさせる問題。2問目は「となりの芝(生)は青い」と同じ状況を選択肢の中から選ぶ問題。3問目は「ロバをうらやむ馬」の話から得られる教訓を記述させる問題としました。想定の平均点は約5割(配点25点中の13点)としました。

 

ところが! ふたをあけてみると、実際の平均点は6点しかありませんでした。

1問目の「となりの(  )は青い」を知らない生徒が想定よりも多かったのです。

なんと! となりの()は青い と答えた答案が全体の3分の1もありました><

たかのこの問題は、模試の第1問目だったため、子どもたちの印象に残ったらしく、家に帰ってから、「隣の(  )は青い。ってことわざの問題が出たけど、分からんかった」っていう話を大多数の生徒がお母さんに話したらしく、お母さんから「あんた、そんなことも知らんの?」と言われる結果になってしまいました。

出題者のたかは50代、生徒の保護者は30代、生徒は小6なので11~12歳、それぞれ約20年の世代間ギャップがあります。ちなみにたかが担当している小6のクラス22名は「となりの芝・・・」を知っていた生徒は皆無でした><

 

・・・おそるべし、世代間格差。

 

 

 

 

 

 

人手不足の弊害

たかです

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この春の異動で久しぶりの古巣に舞い戻ってきましたが、人手不足の弊害があちこちで表面化してきていて、市況はせっかくチャンスの様相なのに、果たしてそれをうまくつかんでモノにできるのかどうか、微妙な感じになってきました。

 

人手が足りないので、どうしても下が育っていない。そのせいで世代交代がうまく機能していない。必然的に同じ人間が同じ部署・校舎に長年居続ける事になる。世代交代が行われないということは生き物にとっては死を意味する。組織もある意味「生きもの」だから、同じ人間が長年変わらず居続けることは、マンネリ化としがらみの強大化につながって、結局身動きが取れなくなる。というか、実験的なこと・画期的なことをやりにくくなる。で、守りに入ってその結果が「ジリ貧」

 

人手が足りないので、適材適所の配置が組めない。そうなると「適材」な人に負担が大きくかかるようになる。当然、その人は頑張ろうとするのですが、目に見えない疲労はいつの間にか蓄積し、ある日突然、大きなクレームや故障による戦線離脱といった目に見える形でしっぺ返しを食らってしまう。

余裕があるときは、「いったん仕切り直して」対策を考えるのですが、人にも精神的にも余裕がないため、玉突き式に次の「適材」が抜擢されて、結果的に同じことの繰り返しになり、組織が疲弊していく。

 

かくいうたか自身も、「まあ自分はあと少しだから」という気持ちが心の片隅にあって「迷惑をかけない程度に貢献する」という消極的な参加にとどまってしまっています。

 

外部の血を入れるなどの、抜本的な改革の時期に来ているのかもしれません。

 

 

 

 

○○人は、歯が命!

たかです

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ひと昔前に「芸能人は歯が命!」っていうキャッチコピーのCMが流行りました。

元プロ野球選手の新庄氏のような「日焼けした顔に真っ白な歯」がもてはやされる時代でした。

 

われわれ「塾のセンセ」は芸能人ではありませんが、やはり印象や雰囲気って大事です。というわけで、たかもみゆも昔から歯に気をつかってきました。

たかは「歯医者大好き」で、引越しをするとまず歯医者を探して行ってみるくらいです。3~4ヶ月に1度は必ず歯医者に行ってメンテナンスをしてもらっています。

実は学生時代に「悲しい過去」があって、歯を大切にしています。

一浪して晴れて大学に合格し、遊びまわっていた頃、知人から「ケンタッキーフライドチキンっていう鶏の唐揚げ屋の店ができたらしいぞ。」っていうのを聞いて、二人で行ってみることに。行列に並ぶこと30分。ようやくお目当ての品をゲットし、人生初の「ケンタ」(=関西人はこう呼ぶ)です。思いっきりかぶりつくと、口の中で「ガリッ」ていう音がしました。そうです。たかは「ケンタ」が「骨付き」であることを知らなかったのです。ふだん食べている「鶏の唐揚げ」の「アメリカ版」だと勝手に思っていたので「骨はない」と勝手に決めつけていました。音の正体は左上奥歯が欠けたものだったのです。

当時、キングボンビーだったたかは、歯医者に行くお金をもったいないとケチり、半年ほど放置しました。案の定というか当然と言うか欠けたところから虫歯が進行して痛みが出るようになってしまいました。仕方がないので歯医者に行くと、「神経を取りましょう」と言われて、麻酔をかけてグリグリと。経験のある人は分かると思いますが、神経を取るのは結構いや~~な感じなんですよね。

で、あろうことか、治療の途中でまたほったらかし(汗;

数ヵ月後には抜歯しないとどうしようもないほど悪くなってしまいました。

ということで、その’部分だけ差し歯になってしまって、約20年。。。。

意を決して、自費治療で今回歯を入れました。抜けている歯の前後合わせて3本。

1本¥50,000也で税込¥162,000。人生最後のゼイタクです。

 

みゆは、子どもの頃から噛み合わせが悪くて、大人になってから歯科矯正をしました。

まぁ、軽自動車1台分ぐらいの投資ですよ。たかはビフォーアフターを見ていますけど、技術ってすごいな、の一言です。時間はかかりますが、顔の印象が明らかに変わります。歯が整っていると上品な感じが自然と表情に現れて来ます。金額は高いけれど、素敵な表情を購入する、と思えるかどうか。価値観の問題だと思います。

 

食事と睡眠は、私たち夫婦の楽しみです。一緒に「美味しいね」って言いながら食べる食事にささやかですが幸せを感じます。

 

 

みゆ語録⑩

みゆです

読めない漢字シリーズです

夜の街でよく見かける「割」 さて何と読む?

「かってい」でしょ。あれ?スマホの変換に出てこない

焼肉「じゃんじゃん」じゃん(笑)

字が似てるから「烹」=「てい」だと思ってた

じゃあ、これは何ぞや?

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おぉ!「かっぽう」や!

正解!割烹は肉を「割(さ)」き「烹(に)」る、つまり、包丁で切って調理するという意味だ

へぇ、そういう意味があるのね

 

次はこの写真!みゆの実家の近くにある老舗の和菓子屋さん。

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ねえ、かなもそで って何?

和菓子屋に「かなもそで」ってお菓子はさすがにないやろ!しかも「そで」ちゃうやん。

そうか! 袖 ではなくって 柚 か!

あとね、日本語は右から左に読みましょうね。

ゆずもなか!か。今度食~べよっと(^^

外山滋比古センセー曰く、英語はアルファベットの文字の幅が違う。「i」→「n」→「m」は1倍→2倍→4倍となる。日本語はひらがな・カタカナ・漢字のどれをとっても4倍。だから印刷のときに、英語は文字を縦に組むと凸凹ができるが、日本語は縦横自由自在。だから、昔からのしきたりによって英語は横、日本語は縦なんだそうだ。

みゆ語録⑦

みゆです

今日も小6シリーズね! 1問目=朱に○われば○くなる

 えー、わかんない.。わかんないけど 朱にえばくなる かな。

○(*&^%$#@! 偉くなってどぉ-する?

君は、朱と主を取り違えてないかい???

あ。。。汗;

「朱」って何色?

赤に近いオレンジ色? 習字の先生が字を直してくれるときに使う墨の色ね! だから、先生の教えにっていれば、だんだんくなるのよ

めずらしく、理屈が通ってる(笑

うしろの○は

朱にわれば赤くなる

おっ! 近づいてる!!

朱にわれば赤くなる

正解!!

どうして交わると赤くなるの?

影響を受ける、という意味だ。周りに良い友達がいれば、その人も影響を受けて良くなり、周りが悪友だらけだと、その人も不良になる、てことだ

なるほどね!

みゆ語録⑨

みゆです。

読めない漢字シリーズ スタート!

「訃報」は何と読むかの?

それは「トホウ」や! でも、スマホで変換しても出てこないのよね。。。

当たり前だろ。。。途方に暮れるゎ><

変換して出てこないってことは、読み方が間違ってるのよね?

でも、漢字の右側が ト ってなってるから、トホウだと思ったんだけどなぁ

発想としてはOKだけどね。形声文字は意味を表す部分と音を表す部分が組み合わされてできた漢字だから。

トは音読みは「ボク」 訓読みは「うらな(い)」で、もともとは中国で亀の甲羅を焼いてうらなったところから来ているそうだ

で、結局何て読むの???

訃報=フホウ 訃は「人が死んだことを知らせる」という意味だ。

 

次は「辛辣」 何と読むかの?

それは、シンエツ!

そう来たか!シンは合ってるけど、なぜにエツ?

信越化学って会社あるじゃん?それのイメージ

おぬし・・・。さては株に少々心得があるな!

いやぁ、それほどでも。汗;

じゃあ、これは見たことあるだろ。「辣腕」 

あ!見たことあるけど、読めない><

ラツワン と読むのじゃ。凄腕という意味だ。

へぇ。。。知らなかった ・・・てことは「辛辣」=シンラツ ね。

そのとおり。(評価などが)辛口で厳しい、という意味だ

今日も勉強になりました!^^