教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

いよいよ受験シーズン突入!

たかです

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いよいよ受験シーズン突入です

高校受験は今の11月が子どもたちにとっては天王山ともいうべき一番キツいところです。中3生はこの時期、学校と塾を合わせると、ほぼ2週間に1回のペースで模試が行われます。現時点で「合格ライン」を超えている生徒は「ほんの一握り」しかいません。

ほとんどの生徒が「ちょい足らず」か「めっちゃ頑張らなアカン」という状況です。

 

それに、公立高校志望の生徒は「内申点」という魔物がいます。その魔物退治のラストチャンスがこの「2学期末定期試験」なのです。出願のタイミングと学校の先生方の内申書作成の都合から、中3の学年末試験は「高校受験の合否判定には使われない」のが一般的です。理由は単純。間に合わないからです。したがってこの2学期末定期試験が内申点を上げる「ラストチャンス」になるわけです。

 

でも、試験は上にも書いたように2週間に1度のペースで怒涛のようにやってきます。ボンヤリしてるとあっというまに過ぎ去っていきます。また、合否ギリギリラインの人は11月、12月の模試である程度の結果を残さないと、12月の「進路懇談」のときに「志望校を1つ↓にした方が・・・」と言われかねません。学校の先生方は当たり前ですが「安全策」で進路指導します。なぜか?中学浪人は絶対にさせたくないからです。

 

「学校の進路懇談の前に塾の先生と懇談をして判断を仰ぎ、およその感触をつかんだ上で学校の懇談に臨む」というのが理想です。

学校と塾の一番の差は何か?それは指導力ではなく「データ量」です。特に大手の進学塾には膨大なデータが蓄積されています。

たかの塾では、生徒一人一人の下記の①~④をデータ化しています。

①全ての模試(学校と塾)の科目別、設問別の○×と得点・偏差値

②学校の定期テストの得点と順位(都道府県によっては順位の出ないところもあり)

③学校の成績(通知表)⇒これを元に内申をほぼ正確に計算できます。

④入試当日の得点(都道府県によって得点開示制度あり)

したがって、A高校に合格(または不合格)だった生徒が、入試で何点取って、いつの時期に学校や模試でどのくらいの成績を取っていたのか?が分かります。

これに担当の経験値をプラスして総合的に進路指導をします。

 

受験生の皆さんはもうひと頑張り。

保護者の方は困ったとき・不安なときは塾の先生に相談!が一番です。