教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

通称!日本人テスト 第13回

日本人(として、日本語の語彙を正しく理解しているかを試す)テスト

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ルール・・・問題の■や○にあてはまる言葉を考える。ただし、■は漢字、○はひらがな、答えが複数の場合もあり
判定・・・7問以上正解=立派な日本人 3問~6問=中途半端やなぁ  3問以下=日本人失格、国外追放!

 

①いそいそ=期待に■をふくらませ急いで行動する様子

②異存=■■意見

③いたたまれない=■○■でそれ以上その場にいるのがつらい

④一概に=■■■に

⑤著しい=その状態が○○○○している

⑥一存=ある人の個人的な■■

⑦一部始終=初めから終わりまでの物事のくわしい■■

⑧一理=それなりの■■

⑨一律=すべてのことに対して同じ■■で何かを行うこと

⑩一過性=その場限りのことで後に■■を残さない

産近甲龍の英語をclearに移転させます

みゆです。

 

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最近、たかに教えてもらった

教育系アプリclear。

質問をすれば高確率で返答がもらえます。しかもそんなに時間もかからずに。

質問内容は教科書やノートのコピー、勉強法などです。こんなツールが本格的に家に広まれば個別指導の塾の脅威になります。

 

ブログを始めて1ヶ月経ちますが、たかと「産近甲龍を受験する生徒の何割がここに来て学習しているのだろうか」という話になりました。

というのも、最近の生徒はアプリを使って単語や文法を簡易的に学習しているので、わざわざブログというインターネット媒体は使いません。

現に、clearで文法記事をノートとして投稿した方がアクセス数が多いのです。

なので、アプリを通して記事をみることができるclearへ産近甲龍の英語を移動させます。

 

このブログは引き続き、塾、教育関連、学習記事を書いていきますのでよろしくお願いいたします。

また、今後は3年後に控えた新しいセンター試験の対策になるような学習記事も書ければ良いなと考えています。

 

以上、ご報告までです。

就職に成績、履修歴が関係する?!

みゆです。

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就職活動、重視されることは何だと思いますか???

私が思いつくことは

①コミュニケーション能力

②学生時代どう過ごしてきたか

という2点なのですが、②の「どう過ごしてきたか」はアルバイト歴、クラブ活動、海外旅行など、学業以外の課外活動を聞く採用官が多い印象です。

確かに文系学部卒業の場合、学業なんてただの一般教養+αくらいにしか考えてくれていなさそうです。

私はかねてから、なぜ企業はその人が大学で何を学んできたのかについて興味をもたないのかがずっと不思議に思っていました。

(まだ理系学部では研究内容は意味をなすとは思いますが…)

 

さて、今日は毎日新聞でとりあげられていたこちらのトピックについてお話します。

news.yahoo.co.jp

 

いまさら…?というのが正直な意見です。

 

こちらの記事に書いている内容で

[一般的な面接]として紹介されているものは

①当社への志望理由

②長所と短所

③学生時代に頑張ったこと

④部活やサークルは何をしていたか

唯一学業の要素をいれるとしたら③となりますが、

学業のみを全面的に出すとマイナスイメージに捉えられると聞いたことがあります。

「決められたこと、視野が狭い人間」と見られるらしいですよ。

 

そこで今回、[履修履歴を活用した面接]として紹介されたものが以下になります。

①授業は何を基準に選択しましたか

②一番力を入れた授業は何ですか

③語学に力を入れた割りに成績がよくないのはなぜですか

④社会に出て役に立ちそうな授業はなんですか

 

大学生になってからアルバイトを頑張るのはいいんです。お金を貯めて、長期休みに旅行にいって、友達と遊んで、それも大切な経験です。

しかし、最低単位さえとれば確かに卒業できるけれども、いったい何のために大学へいったのですか?という方も多いのも事実です。

 

頑張って受験勉強をしたのに、大学にいって遊ぶのであれば別にどの大学でも良かったのでは、と思うのです。でもネームバリューのためにやはりいい大学に行きたい。

「日本の大学は入ることの敷居が高く、出ることの敷居が低い。」

最終的にはこの問題に終着するのですが、特に後者の「出ることの敷居が低い」ことが問題なのです。

この敷居をあげれば少なくとも大学でも学業も頑張ります。ハイレベルな大学にいけばいくほど、卒業することが大変になるリスクも加算されます。

 

話は変わりますが、今、法学部が不人気なんです。

理由は「学ぶ内容が難しいから」だそうで、それを大学の入試広報から聞いた時には時代の流れなのかと思いました。

まぁもちろんこれだけが理由ではないはずです。

 

大学の制度さえ変えれば優・良・可の評価の精度もあがるし、わざわざ面接で履修歴など聞かなくても良くなるはずですが、まだまだ今の日本では根本を変えることは難しいんでしょうね。

 

産近甲龍17比較① as を含む比較

 こんにちは。みゆです

 

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今日は比較です。

頭がパンクしそうになるくらいに似ている構文が多い。

その構文をどのように克服するかを今日は考えてみましょう。

【1問目】

 私の学校はあなたの学校と同じぐらいの数のクラスがある。

My school has as (  )(  ) as yours (  ).

【2問目】

京都の物価は東京の物価とほぼ同じである。

Prices in Kyoto are about(  )(  )(  )(  ) in Tokyo.

【3問目】

野球はサッカーほど興奮しない。

Baseball is not (  )(  )(  ) soccer.

【4問目】

彼女はあなたの3倍一生懸命勉強する。

She studies (  )(  )(  )(  )(  ) you (  ).

【5問目】

その修理に5万円もかかった。

The repair cost me (  )(  )(  ) 50,000 yen.

【6問目】

私はできるだけたくさんの野菜を食べた。

 I ate (  )(  ) vegetables as (  )(  ).

 

 

比較1 asを使った比較

中学生で習う代表的な構文は

①「as+原級+as」、意味は「同じくらい~である」

ですが、高校ではこの形が変形して色々な文章を作ります。

 

Ⅰ He is as nice as his father. 彼は彼の父と同じくらいすてきだ。

Ⅱ He is as nice a person as his father. 彼は彼の父と同じくらい良い人だ。

この場合、Ⅱの文章はⅠが変形したものなので、a nice person にはなりません。

あくまでasとasの間にはさむものは「性質を示す」形容詞、従って通常の語順で名詞をはさみこんではなりません(冠詞+形容詞+名詞ではなく形容詞+冠詞+名詞の語順です!)。

 

否定形→「not as+原級+as」、意味は「…ほど~でない」

これもmore~thanの書き換えとして中学2年生のテストに頻出です!

 

③「as+数量を表す形容詞+名詞+as」、意味は「~と同じくらいの…の」

asとasで挟み込んでいるので「同じくらいの」という意味となります。

I have as many CDs as him.

この場合、manyが形容詞ですが、many単独では何がたくさんなのかが分からないので必ず後ろに名詞をくっつけてやってください。

 

「倍数+as+形容詞+as」、意味は「~のX倍…だ」

Her cake is as big as his. 彼女のケーキは彼のケーキと同じ大きさだ。

Her cake is twice as big as his. 彼女のケーキは彼のケーキの2倍の大きさだ。

Het cake is twice 彼女のケーキは2倍

as big as his 彼のケーキと同じ大きさ

元々は彼女のケーキと同じ大きさであったが、twiceがつくことで彼女のケーキが2倍になったことを表すようになります。

 

「as…as possible」、「as...as S can」意味は「できるだけ…」

これは暗記するしかない…!出題されたら超ラッキー問題です。

   He drove his car as carefully as possible.

=He drove his car as carefully as he could. 

 

「as…as ever」、「as...as ever lived,as…as any+単数名詞」

意味は「あいかわらず」、「きわめて」

「as…as ever」

これまでと(everの意)同じくらい…→あいかわらず

「as...as ever lived」

as ~ as ( the one that ) ever lived これまで存在したどんな人~→きわめて?

分かりづらいので例文を参考に考えてみましょう

He is as great an actor as the one (=actor) that ever lived.

省略部分(青部分)をつけたすとこのようになります。

彼はこれまでに生きた俳優たちと比べても遜色なく偉大だ。

これまで生きた俳優全員と比べる という誇張表現となります。

「as…as any+単数名詞」

肯定文で any を使うと「いくつかの」ではなく「どんな~でも」というニュアンスになる。

Any student can solve this question.

どんな生徒でもこの問題は解ける。

He is as honest as any man I know.

彼は私が知っているどんな人よりも正直ものだ。→彼はきわめて正直者です。

 

「as many/much as+数詞」  数や量がかなり多いことを表す表現

「as+数量を表す形容詞+名詞+as」と似ていますが、こちらは数詞が入っていることに注意。数詞とはfifty thousand や250 dollars など。

 

今日はasを含む比較を勉強しました。

明日はthanを含む比較のまとめを行います。

 

※正解

【1問目】many classes / does

【2問目】as high as those

【3問目】as(so) exciting as 

【4問目】three times as hard as / do

【5問目】as much as 

【6問目】as many / I could

 

      

答えは自分が持っている

みゆです

 

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私の塾では連日体験授業を受けたい方のお申し込みが入り、夏休みだ なぁと感じます。
保護者様も塾のチラシを見すぎてごっちゃになり、 塾の特典を勘違いされることもちらほら。説明をしても「間違ってるはずはない」と言われることもあります。
このように一度思い込んだら思考を変えるのは難しかったりします。

さて、今日のお話です。
夏休みに入り、生徒から勉強方法のアドバイスを求められることも多くなります。
例えば

生徒→「単語ってどうやって覚えればいいの?
「たくさんやり方あるよね」
生徒→「付箋を貼って覚えようかと思っているんだけど」
「なるほど、自分がいいと思ったら一回やってみればいいんじゃない?」
生徒→「でも付箋貼って覚えられるのかな」
 「本当に覚えたい単語以外に目に入るから覚えづらい人もいるだろうね。出来なかった単語だけカードに書いたり、間違いだけ集めたリストを作る方法もあるけど」
生徒→「でもみんな付箋使って勉強してるし」
「じゃあ付箋使って一回覚えてみたらいいよ」

この学生は「付箋をはる」 勉強方法で答えが決まっているため、 「覚えられない」と口で言っても付箋を使って学習したいのです 。
だからどのやり方を提案しても結局は付箋学習に戻ります。

要するに付箋しかないよ!それやろうよ! と背中を押してもらいたい。
さらに、 付箋の使い方を提案したとしても本人が思考錯誤して試していない ので結局教えた通りには出来ず我流に戻ります。

私は浪人時代、 漢文の先生に色々とアドバイスを求めていました。
先生→こうするしかないんじゃないの
でも、時間がないし
などと言う、言い訳がましい生徒だったので、しまいに先生に
「お前は答えを自分で持ってるから何を言っても無駄だ」
と言われてしまいました。

私のような人は俗に言う「聞いているようで聞いていない」典型的なタイプなのかもしれません。

 

話は上に書いた付箋学習の生徒に戻りますが、質問すること自体はいいと思うんです。

でも「付箋学習をした方がいいか」という質問は参考書の話でも書いたように「人によるものなので」いいかどうかを問う前に一度でもやってみたらいいのです。

その上で自分自身で満足いかない点が出てきたときに「何が満足できないかを」先生に聞くと一番効果がでるのです。

この場合の質問には答えがないので解決策を先生から言われるとすっと頭に入ってくるはずです。

 

そうはいえども不安な気持ちは抑えられないので、不安なときは相談くださいね!

 

通称!日本人テスト 第12回 正解

①いきれ=人の体温や夏の草などの熱くてムッとする■■ 熱気

②意気地=困難に打ち勝つ■■ 勇気

③畏敬の念=■■な人・ものとしておそれ敬う気持ち 偉大

④威厳=人が軽々しくしゃべったりせず、何となく近寄りがたい■■を与える様子 印象

⑤いざこざ=小さな○○○○ もめごと

⑥いじいじ=はっきりした■■が取れず、現実に立ち向かう積極性が見られない様子 態度

⑦いじける=寒さ・恐ろしさ・不満などのためにすっかり■■がなくなる 元気

⑧異色=他のものに見られない■■を持っている 特色・特徴等

⑨いじらしい=力の弱い者や幼い者が精一杯■■する様子が痛々しくて同情したくなる 努力

⑩威勢=■■のある勢い 活気・元気等

 

今回は①以外は比較的簡単だったのではないでしょうか?

このテストを現場でやっていると、使わない言葉は廃れていく、ということを実感します。人間のあらゆる活動のベースは言語です。言葉を大切にしたいものです。

受験者、合格者、水増し問題

みゆです。

 

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毎年、思い出したように受験者や合格者の水増し問題がニュースになります。

 

私からすると、何を今更?というのが率直な意見ですが皆様はいかがでしょうか。

 

例えば、中高一貫の私立高校は附属大学への受験を勧めたりしていませんか?

成績の良い方で受けたくないといっても受験料免除で受験させるとかなんとか。これと裏金払うのと何が異なるのでしょうか。

今回の大阪産業大学の件は何を今更感が満載です。まさに氷山の一角のような。

大産大に賠償命じる=「やらせ受験」で名誉毀損―大阪地裁 (時事通信) - Yahoo!ニュース

 

同じように、合格者の水増しもあたり前田のクラッカーですよね!(ふるっ!)

関関同立の合格者120名」とうたいながら、「1人が6つの合格数を稼いでます」なんて話ザラですよね。

これは学校だけでなく塾も同じです。

 

あとこれを言ってはいけないのですが…、大抵の塾は、賢い生徒が入塾したら何もしなくても合格していくのです!

特に個別指導塾の合格実績は、進学校の学生の在籍が多いかどうかがかなり重要な要素となります。一方で、個別指導でハイレベルな大学の実績が出ていれば、その生徒を教えることのできる先生が少なくとも存在しているということなのでその点においては信頼はできます。

危険なのは国立大学の実績が少なく、私立大学ばかりの塾です。なぜ危険かというと、国公立大学は1つしか受験出来ませんが、私立大学は複数受験が可能なので1人の優秀な生徒が複数大学の合格実績を叩き出している可能性が高いのです。

大学の合格実績を見るのであれば、国公立大学、文系と理系を輩出しているかは少なくとも確認した方がいいです。

 

また、地元の中学や高校受験の実績発表でよくされている事ですが、今年の合格者数や割合を書かずに「5年で何人合格!」と書いている塾もありますね。

それを見ると「あぁ今年は実績を出せなかったんだな」と勘ぐってしまいます。

視点を変えて塾のチラシの内容を見てみると面白いですよ。