教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

新学期スタート②

たかです

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新学期が始まりました。今日は塾における「新学期あるある」をご紹介します。

①担当の先生が変わった~ !(^^)! or (>_<)

学校と同じように、塾も新学期になると担当の先生が変わることが比較的多くあります。特に大規模校でスタッフが大勢いる教室は学年が変わると担当の先生が変わります。またスタッフの異動があった場合も当然、担当の先生は変わります。

で、よくあるのが「以前の先生の方がよかった」です。

たとえ、どんなベテランの実力派講師であっても、たいていこうなります。

理由は簡単! 人間は慣れている方がいろいろと楽だからです。

先生が変わると、子どもたちはいろんなことを考えるようです。

・宿題多いかな?

・厳しい先生だったらどうしよう?

・説明の分かりやすい先生だったらいいなあ。

・怒られたらこわいかな?

たかは(自分で言うのもなんですが)超強面です。昨年担当した6年生には「岩」というあだなをつけられました(笑)

卒業していく女子によく言われるのが、「最初の授業のとき、ヤバいと思った」です。

中には、お気に入りの先生を追っかけて「転校」する生徒もいたりします。

けれど・・・生徒は2つの目(=1人の先生)で見るより、多くの目で見た方が、必ず伸びます。多面的に見て多面的に評価してあげることが、生徒を伸ばす何よりの方法だと、たかは思います。

②クラスが下がった

受験コースでは、ほとんどの学年で「習熟度別クラス編成」となっています。そして新学期のクラスは前年度の模試や春期講習のテスト成績を考慮して決定されるため、ついていけなくなって、コースやクラスを変更する、ということがあります。

この場合「本人」「保護者」「塾の担当」の3者で十分にコンセンサスが取れていればいいのですが、そうでない場合はほぼ100%「クレーム」に発展します。そして、最悪の結果は「クラスが下がるなら塾をやめます」となります。

これは何年経験しても油断すると比較的起こりやすい「あるある」です。実はたかも今年1件ありました。せっかくの新学期、気持ちよくスタートさせてあげなくてはいけません。反省><

③○○君、○○さんがイヤ><

新学期の授業は、もともと前年から通っていて持ち上がった生徒に、春休みから参加して新規入塾した生徒が1つのクラスに合流します。

そうすると新規入塾した生徒は、微妙な「アウェー感」を感じることになります。

特に拠点校は複数の小学校・中学校から生徒が塾に通ってくることになりますので、「塾だけの友だち」というのができます。一方で群れないで「一匹狼」的なスタンスの生徒もいます。人と接するときの「距離感」は人それぞれなため、どうしても新学期のスタートはその調整がうまくできない子が必ずいます。ただ、不思議なことにGW連休を過ぎれば自然と解消されクラスの一体感のようなものが生まれます。そして受験生のクラスは、この「一体感」がクラスを引っ張っていく原動力になることが多々ありますので、われわれは注意深く、よい方向に向かって進んでいくように気を配らなければいけません。

 

4月は生徒も先生も大変です(汗;