教育業界で仕事してきた夫婦のブログ
みゆ=理系 たか=文系
現場で感じたこと、常日頃考えていることを、
受験を目指す人とその保護者の方に向けて綴っていきます。

ネトゲ依存症の話①

みゆです。

 

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今日も昨日に引き続きゲーム、特にネットゲーム依存症(ネトゲ依存症)の話です。

私の塾にもネトゲ依存症の生徒がいます。
おそらくネトゲを自分がやってみないと、子どもさんの気持ちは分からないと思います。
『なぜ、ずっとゲームをしているの』『寝ないで、ご飯も食べないでゲーム、どうしたらいいの』
親の気持ちを代弁するとこのような感じになりますでしょうか。

ネトゲ依存症だった私が代わりにお答えしましょう。
前の記事でも説明しましたが、私のネトゲ依存症となったゲームは国民的人気ゲームのドラクエ10
依存症が最もひどい時期には休日12時間はゲームしてました。
平日は朝から3時間、夜は6時間とか。仕事以外はずっとゲーム。
単純にいうと「辞められない」の一言です。
脳からアドレナリン放出して眠れないし、お腹もすかない。
友達と差をつくられたくなくて必死にレベル上げ等をがんばる。
その結果、毎日インしないと置いていかれるという焦るような感覚。
麻薬と一緒なので自分の力ではどうすることも出来ません。
どうすることも出来ないのです。誰に何を言われても辞められない。
かといって、ゲームのキャラをデリートしたら済む話なのですが、自分の愛着のあるキャラを消すことなんてできない。
子どもさんのキャラを勝手にデリートしたら恐らくかなり恨まれると思います。

私が考える依存症克服の方法の一つは「ゲームと共存させる」につきます。
がっかりする答えで申し訳ありません。
今しているゲームに飽きるまで待つ、なかなか飽きないのも事実ですが辛抱するしかありません。
ただし新しいゲームには絶対に手を出させないでください。手を出させると永遠にループします。
あと、この考え方には絶対守るべき条件があります。
「ゲームをする代わりに絶対に学校に行く」
学校に行かせないと、それこそひきこもりの人生まっしぐらですので。
そして学校から帰ってくると必ずゲーム漬けになるため、家に直帰させず塾に通うなりさせて学習させてください。
家に帰ると脳内麻薬が発動してゲームをしたくなります。

この話は②に続きます。