モチベーションを維持させる
みゆです。
何かに挑戦する際に一番必要なものって何かと問われたら、私はモチベーションだと答えます。
能力や時間、ツールという外部的要因ももちろん必要なのですが、それよりも重要なものは内部的要因、つまり自分が持っているヤル気だと考えています。
例えば
2年生になり下位クラスに落ちた子供が75点を取った事実に対して
Aさんの母
今のクラスだったら90点は取らないといけないでしょ!?
この内容だったら覚えるだけなんだからもっと点数取れるでしょ?!
Bさんの母
1年生のクラスにいた時よりも遥かに点数がいいね。ほら、ここも正解したら80点いくわ!今のクラスだったらもっと点数取れると思うよ。
どちらも実際に塾に通われている保護者様例です。
Aさんの母もBさんの母も間違ったことは言っていません。
ただ、Aさんの母の言葉には子供の努力に対しての褒め言葉がないので、成長していくうちに子供は「頑張ってもどうせ私なんて出来ないし!」と自暴自棄になる可能性があります。
モチベーションをあげる褒め言葉をかけるのはとても難しいと思います。
褒めすぎても調子に乗るし、褒めなければいじけるし。
ただ、私は頑張っている当人に厳しい言葉、叱咤を与えたのであれば、話の最後に褒め言葉や希望の出る今後のアドバイスをあげた方がいいと考えています。
夏休みに頑張って勉強した生徒にテストと称して問題を出したことがあるのですが、その生徒は全く点数を取ることが出来ませんでした。生徒が帰った後、保護者から一体何を勉強させてるんだ!とお叱りのお電話をいただきました。このケースはただ私の問題選別が悪かったというのと、本人の実力を過信しすぎたことがクレームの原因ですが、本人へのフォローが出来ず、そのまま退塾となってしまったことには心が痛みます。
おそらく、その子は真面目でコツコツと学習する子だったので、点数をとれる!と思って意気揚々とテストを受けたものの、あまりにも出来ずに凹んでしまったのだと思います。
決して簡単な問題を使っておだてればいいって訳ではありませんが、難しい課題を与えて出来なかった時のフォローは;大切です。
この時期、模試の自己採点を生徒から見せてもらいますが、夏休みに頑張って勉強していない高校3年生はいませんので、話の最後には必ず希望の言葉を入れるか、何処か良いところを見つけて良くやったと褒めてあげたいです。
当人が努力していることは認めてあげないと、凹ませてモチベーション落としてやる気を削いでも、何一つ良い結果にはつながっていかないと考えます。
頑張っているのに、結果が出ないことは割と頻繁に起こります。だから、頑張っている方ほど結果が出なかった時のフォローが大切になってきます。
また、ミスをして叱咤した際にも同様にフォローしてあげる心の寛大さを持たなければなりません。